HSPと薄い皮膚と憑依の関係〜不思議な霊体験〜 続き1

HSPの心の中

事件の最中も咳は消えてくれなかった。
(どうしてこんなに咳が続くんだろう?)とネットで調べてみると、
「言いたいことが言えていない」
「人から怒鳴られたり、話を聞いてもらえなかった虚しさや怒りをためていると、せきとして排出される」
「呪いや悪霊によるマイナスエネルギーの影響」
といったスピリチュアルな解釈を見つけた。

職場では言いたいことも言えなかったし、人目を避けていたのでこれらの解釈に納得感があった。

自分のなかにネガティブなエネルギーがたまっていて、そのネガティブなものが霊的な憑依を引き寄せたのかもしれない。たまたま波長が合って霊的なものを感じたのか、なぜか霊的なものに意識を向けてしまう時期もあったし、なんとなくおかしいなと思うこともあった。

部屋で椅子に座っているときに、左のふくらはぎあたりがモゾモゾする違和感を感じることがあった。寝ているときに一瞬日本酒の匂いがしたり、胸の上に圧迫感を感じたこともあった。
睡眠を邪魔されたことに怒って起きたら、何もなかったこともある。

それ以外にも、今までなかったのに部屋にゴキブリが発生したり、床がフローリングなのに寝ているとき畳をすり足で歩く音が聞こえたり、毎朝家の前の電線に大量のカラスがいることも多く、違和感だけが募っていった。

そのころに受けたオーラリーディングでは、第四チャクラがあなたのものではない不思議な感じがしたと言われたり、散歩している犬が私とすれ違うと、ちょこんと座って遠くからずっとこちらを見ていたり、
電車で前に座った年配の女性にジッと無言で見られ、いっしょにいた人とコソコソ何か話していたのが妙に氣になったこともある。

整体の先生に体を診てもらったときもそうだ。その先生はサイキック能力があるらしく、寝ているときにお酒の匂いがしたことがあると体験談を話したら、「それは親戚の男性だ」と言われたこともあった。
これだけの違和感があったのに、私は憑依や霊的なことを氣にすることはなかった。

憑依による影響だと思いに至ったのは、自分の声の波紋で悩みなどを解決していくセッションを受けたときだ。「身内に若くして亡くなった男性はいませんか?」と聞かれた。

母の記憶なのでどこまで事実なのかはわからないが、うちの家系に自殺で亡くなった男性がいると聞いたことがあった。もしかしたら、この先祖が憑依しているのかもしれないと直感した。

すぐ浄霊していただけるお寺を探したが、除霊しか見当たらなかった。除霊は納得しない霊を払うだけで、霊を癒やし成仏させてくれるわけではないので、浄霊にこだわりたかった。

不思議だったのは、浄霊鑑定の問い合わせをすると「折り返しこちらから連絡します」と言いながら返事が来ないことだ。ご縁がなかったのか、霊が邪魔しているのか、結局こちらから再度電話することになる。

ようやく、信頼できそうなお寺が見つかり、予約を取るために電話した。
しかし、会話がおかしい。

除霊されたくない霊が邪魔しているのだろうか?
私の聞き違いなのか?
話がかみ合わない…………。

どうにかこうにか会話を続けていくと、憑依されてなくても結構なお金がかかるそうだ。
背に腹は代えられない。

反応を観て憑いていると判明した場合、鑑定料と除霊で六万らしいが、ひどいものだと最後に梵字を書くことになるので十五万円かかると言われた。始まってしまうと途中でやめられないので、金額が高くなるためよく考えるようにと念を押された。

その電話でも「親戚で自殺した人はいませんか?」と聞かれたことに驚いた。
私が先に説明したのだろうか?
本当に電話のやりとりがかみあわずほとんど覚えていない。

お寺のかたがこちらの様子を察してくれたのか、一週間以内に予約がとれた。土日しか休みがとれないので先延ばしにするのも嫌だったし、これはGOサインだと感じた。

大杉ナツナ

「自分を深く知る」ことをさまざまな角度から探求し、自分を癒やしていく過程で、生きづらさの原因がHSPという特性であることにたどりつきました。

このブログはHSPという特性に向き合いながら、結婚と天職を手に入れるまでの心の深海潜水夫記録です。

大人になってHSPを知り、ふに落ちた過去の思いを忘れずに書きとめておきたいと思い始めました。小説も書いています。

現在、工場で働くHSPアラフォーです。
あくまで、個人的考察です。

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