インナーチャイルドの癒やしの旅〜セラピーで再会する感情の迷宮〜 終わり

インナーチャイルドの癒やしの旅〜セラピーで再会する感情の迷宮〜 インナーチャイルドと過去世の癒やし

セラピスト: 「どんな過去世なのか観ないとわからないですが、罪悪感があって、それがまだ縛っている感じですね。”私は何もおかしくない“と声に出して言ってください」

私: 「……私は何もおかしくない」

「”おかしいのはお母さんのほうだ“と言ってください」

「……おかしいのはお母さんのほうだ」

「続けて」

「……おかしいのはお母さんのほうだ」

「私は何もおかしくない」

「……私は何もおかしくない」

「おかしいのはお母さんのほうだ」

「……おかしいのはお母さんのほうだ」

「何を感じますか?」

「そうだ……」

「手のお縄はどうですか?」

「少し緩くなった。楽になりました」

「それが自分の味方になるということですよ。私は何もおかしくない、おかしいのはおまえのほうだと言える状態になるってことですね。お母さんのことを受けいれてしまうと、自分が悪いというふうになってしまいますから。違いがわかりますか?」

「はい」

「それを言えている状態が真の怒りにアクセスできる状態ですよ。強さがあるのがわかりますか?」

「……はい」

「その強さを感じられるようになるのが課題ですね。やっと白い光が降りてきましたね。もっともっと自分を解放したほうがいいよ、ずっと閉じてきちゃったねと言っていますね。順番にチャクラに降りていっています」

「睡眠とか運動とか、体をいたわるってことですか?」

「頭で考えているとわからないですよ。自分を解放するというのは、自分の光がエネルギーがヴァーと広がっていくイメージですよ。どんな感じですか?」

「氣持ちいいです」

「何を感じますか?」

「常にそうありたいと思う。もっとすっきりしたいです」

「すぐ頭で考える癖があるので、考えているとわからないですよ。”解放する“という次元が違うことはわかりましたか? 感じることが大切ですよ。さっき、イメージで自分の体のなかに入って暖かいと言ってたじゃないですか。あの感覚をもっと味わって、人といっしょにいるときもその状態でいることと言っていますね」

「はい」

「あなたの場合は、人といっしょにいるときもご自分の肉体から抜けて、この人は何を思っているのかなってご自分の意識が相手側に入っちゃってるんですよ。そうすると、自分がお留守になって相手のエネルギーの影響は受けるし、自分を大事にできていないので、自分を肉体のなかに入れるということを学んでください」

「はい」

「そうすると、自分のエネルギーを拡大させて解放できるようになるから。まず自分をなかに入れることを練習しないと確認のしようがないと言っていますね。自分の職場でも自分のハートに入っているイメージを意識的にもつと、人の言っていることはあまり氣にならなくなると言っていますね。何を感じますか?」

「そうなりたいです」

「魂に聞いておきたいことはありますか?」

「今やることは不満を紙に書き出すことと、常に自分のなかにいるということですか?」

「はい。”私の居場所は自分のなかにある“と三回言ってみてください」

「……私の居場所は自分のなかにある。私の居場所は自分のなかにある。私の居場所は自分のなかにある」

「深く呼吸すると自分のなかに意識が戻ってくるので、イメージしづらいときは深く呼吸して、自分をなかに戻したら、その温かさを感じていればいいよと言っていますね。もの凄く怒りがたまっているので、カラオケBOXでもどこでもいいので、さっきのワァーと叫ぶことをやったほうがいいよと言っていますね」

「はい」

「ご自身の怒りは、言葉にした瞬間、理性が動いて怒りではなくなっているので、言葉にしないでワァーと叫ぶことが一番あっているみたいですね。言葉にした瞬間に違うものになると言っていますね。何を感じますか?」

「そのとおりです」

「やってください。叫んでも大丈夫なところで。それができると自分のなかにいれるようになるので、本当の意味で人とつながるということが学べるようになりますね。今までは自分が相手の領域に入っていたので、そしたら相手の価値観に合わせなきゃいけないし、相手は自分と違うことをやってきたら否定してくるわけですよ、相手の世界に入っちゃっていますからね。でも、自分は自分のなかにいて、相手も相手のなかにいて、その状態で初めて人とつながれるんだよと言っていますね。わかりましたか?」

「はい」

セラピーが終了した。

帰り道、雨が降りだし雷が鳴っていた。
傘を持っていなかった私は、雨宿りをしながらなんだかなあという感じで、すっきりしないまま駅に向かった記憶がある。

あれから数年たち当時を思い返してみると、セラピストさんが言っている意味が理解できた。
なぜなら、当時と今の職場は同じなんだが、人との距離感が近すぎたと自分で理解できたこともあり、自分でも氣をつけるようにしている。そして、他の人はもっとドライだということもわかった。

この職場をみんなが楽しく仕事できるように、悪口を言う人がいないようにしたい、そのために自分が働きかけようなんていう人間はいなかった。
やはり工場労働者だ。
人と話したがらない、関わりたくない人間が多い。
特に、新人が入ってくると私は話しかけやすいようで、いつのまにかうわさ話や愚痴の聞き役になってしまう。そして、ただ疲れるだけの自分がいるので、身のふり方を改めようと思った。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

終わり。

大杉ナツナ

「自分を深く知る」ことをさまざまな角度から探求し、自分を癒やしていく過程で、生きづらさの原因がHSPという特性であることにたどりつきました。

このブログはHSPという特性に向き合いながら、結婚と天職を手に入れるまでの心の深海潜水夫記録です。

大人になってHSPを知り、ふに落ちた過去の思いを忘れずに書きとめておきたいと思い始めました。小説も書いています。

現在、工場で働くHSPアラフォーです。
あくまで、個人的考察です。

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