インナーチャイルドの癒やし〜セラピーで再会する感情の迷宮〜 続き8

インナーチャイルドの癒やしの旅〜セラピーで再会する感情の迷宮〜 インナーチャイルドと過去世の癒やし

セラピスト: 「”なんでこんなことが起きているの?“って、その事象に対して怒っていますね。でも、周りの人は批判的に見てないですよ。お母さんに受けとめてもらったように、この人は今怒っているんだなって受けとめていますよ。この人はこういうことを言うと嫌なんだな、怒るんだなというのが伝わるので、周りは自然にそういうことを言わなくなりますね」

私: 「周りに攻撃されたりしないんですか?」

「はい。素直に自分の氣持ちを表しているだけなので、さっきのいけすかない女性とは全然違いますね。わかりやすい女性に変わっていますね。こっちのボタンを押すと笑う、こっちのボタンを押すと怒るというのがわかるので、わかりやすくていっしょにいると安心する。よく笑うしよく怒るし、喜怒哀楽がはっきりした大人の女性に変わっていますね。周りの人たちが感情を抑えて生きていたとしたら、感情をすっきり出してくれるのでいっしょにいると自分もすっきりする感じですね。助けになっていますね。何を感じますか?」

「よかったなという感じ……」

「周りの人が上司に対する愚痴を言うわけですよね。それに対して、この女性が”ほんとひどいやつらだよね“と怒るわけですよ。そしたら、逆に”そこまでひどくないよね“とその愚痴を言っていた人たちのなかで不満が中和されていく感じですね」

「逆に私がそういうふうに言ったら、私だけが裏切られて、悪者にされて、上司に密告されて怒られるとかはないですか?」

「たぶん、それは前世からきている感じがしますね。ないですよ。この女性は母親に素直に表現して、素直に受けとめてもらえているので意地悪されるとかそういう信念はないですよ。この女性はそういう体験はしていないですから。そもそも自分が怒りや苦しみを表現することにOKを出しているので、人もOKを出してくれるんですよね。自分に罪悪感があったり、そんなことしてはいけないんだという信念が少しでもあったら批判されますよ」

「少しでも?」

「もちろん。どれだけ自分を100%肯定的できるかが重要なわけですよ。そのためには、まず自分のなかにある苦しみをふたを開けて十分味わうことですね。そしたら我慢できなくなって感じられるようになりますから。人生が変わってくるのがわかりますか?」

「わかる……」

「いっしょにいてすっきりする人になっていますね。みんなから愛されているし、この人がいると自然と職場の愚痴が減っていく。そういう状態へもっていっていますね。それを上司はちゃんと見ていますね」

「ほんとですか? 氣づいてくれる上司はいるんですか?」

「自分にOKを出していると、そういう人を選択できるんですよ。自分が少しでも疑ってしまうと、疑う人を選択してしまうんですよ。自分の内面にしていることを周りはやってきますからね」

「自分を信用していないから相手を信用できないってこと?」

「そうです。とりあえず家系の流れはわかりましたか? 我慢しなければならない、私はひとりぼっちだ、巻きこまれる……。これらはどこにつながっていますか?」

--映像を観ているセラピストさんの沈黙が続く。

「首が絞められていますね。お縄にかけられていますね。胃にも何かありますね」

「胃ですか?」

「胃が膨張するようなエネルギーがありますね」

「胃が膨れる?」

「胃を膨れさせるようなエネルギーがありますね。ずっと不満をためてきている家系だったので、その不満のエネルギーだと言っていますね。”私はずっと不満でいっぱいだった“と声に出して言ってみてください」

「私はずっと不満でいっぱいだった」

「もう一回」

「……私はずっと不満でいっぱいだった」

「もう一回」

「……私はずっと不満でいっぱいだった」

「不満関連のことを言葉にして」

「憎しみ」

「どんな不満が浮かびますか?」

「分かりあえない、理解されない」

「”私ばかり損している“と声に出して言ってみて」

「私ばかり損している」

「思い通りにいかない」

「……思い通りにいかない」

「みんな私の邪魔をする」

「……みんな私の邪魔をする」

「弟ばかりかわいがられていた」

「……弟ばかりかわいがられていた」

「本当の自分を見てもらえなかった」

「……本当の自分を見てもらえなかった」

「何を感じますか?」

「自分じゃない感じ……」

大杉ナツナ

「自分を深く知る」ことをさまざまな角度から探求し、自分を癒やしていく過程で、生きづらさの原因がHSPという特性であることにたどりつきました。

このブログはHSPという特性に向き合いながら、結婚と天職を手に入れるまでの心の深海潜水夫記録です。

大人になってHSPを知り、ふに落ちた過去の思いを忘れずに書きとめておきたいと思い始めました。小説も書いています。

現在、工場で働くHSPアラフォーです。
あくまで、個人的考察です。

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