漫画家篠原千絵氏の作品に惹かれる理由〜5ハウスと11ハウスが鍵?〜

自分を知る

昔少しだけ漫画教室に通っていたとき、先生に好きな漫画を聞かれて「篠原千絵さんの漫画」と答えたことがあった。私が十代のころよく読んでいた作品だったからだ。

先生に「ミステリーが好きなの?」と聞かれて「そうか、これは謎解きなんだ」と氣がついた。でも、ミステリーとして読んでいるつもりがなかったので不思議な感じがした。

よくよく考えてみると、赤川次郎さんの小説にはまっていた時期は小説を読みながら犯人を予想するのが楽しかった。予想が外れたとしても伏線が回収されて、最後に犯人がわかると満足できた。赤川次郎さんの小説にハマっていたのは、私が謎解きが好きだからだろう。

『ト長調の子守歌』(角川文庫)や『鏡よ、鏡』(徳間文庫)なども面白く、また上映されていた『探偵物語』や『セーラー服と機関銃』も好きだった。

では、篠原千絵さんの作品は?というと、謎解きが好きだったわけではない。

篠原千絵さんの絵は、よく見ると首の位置や腕の長さなど現実的におかしい部分がある。
けれど、さらっと描いているような感じが好き。絵の雰囲氣も好き。そこに描かれている世界観も好き……。性格が良くてかわいくて凛々しいヒロインの女性が、手助けをしてくれる男性と出会い、ストーリーが展開していくところも好きで、ストーリーにのめりこんだ。

私は興味を持つと没頭して物語の世界に入っていくようだ。
きっと、謎解きは私の興味をかきたててくれる装置なのだ。

他の作品では、2010年に書かれた『夢の雫、黄金の鳥籠』という作品も好きだ。
十六世紀のオスマン帝国を舞台に描かれた作品で、住んでいた村を襲撃された女性が男性に奴隷として買われる。そして周囲の女性から嫉妬されるなか、知恵や教養などを身につけながらたくましく成長していく。仲間を大切にし、恋心もある凛々しいヒロイン設定が好きだった。

子どものころは南野陽子さんが主人公の麻宮サキ役を演じた『スケバン刑事2』が好きで、よくテレビで観ていた。やはり主人公が女性なら、サポートするのは男性というパターンだった。

人間の好きなものにある根本的な感覚は昔から変わらないなあと思った。そして漫画にしても小説にしても、その作品にひかれるのは過去世と何かつながるものがあるのではないかと思ってしまう。私のスピリチュアルな感覚が引き寄せているのかもしれない。

昔、ヒーラーさんに観てもらったところ、幸せな中国人女性だった過去世があった。幸せな人生を終えたが、家庭のなかだけで生きた彼女は与えられることに感謝するだけの人生だったそうだ。
だから、自分の才能を世に生かして、与えること、他者と喜びをわかちあうこと、自分を試すこと、挑戦することがなかった。それが心残りだというメッセージをもらったことがあった。

私の今世は社会に出て、自分の本質を生かせる場所を見つけて、自分を他者と分かちあうことが課題だとも言われた。今世では家庭よりも他者と自分を分かちあったり、社会で自分を十分に生かしたりする魂の在り方を目指して地球に来ているらしい。

ヒロインと仲間たちがいて、恋愛もあり、ヒロインが成長しながら大きく時代を変えたり、大きな悪い組織を倒していくような設定が潜在的に好きな人が多いと思う。でも、私の場合は、好きな作品に出てくる女性の多くが、自分の力で未来を切り開いている姿が過去世の心残りや今世とリンクしていることも影響しているはずだ。

だんだんと子どものころの太陽星座で占う星占いだけでは物足りなくなっていき、西洋占星術に興味が出てきた。
なぜなら、世に出て有名になった蟹座の人を見ていると、誰もが宿命的に世に駆り出されて、目立ち、人に影響を与える存在が多いように思う。たとえば、芦田愛菜さんや前田敦子さん、大谷翔平選手、もっと昔には広末涼子さんが蟹座だ。ちなみに、『スケバン刑事2』の南野陽子さんも蟹座だ。

一般的な蟹座のイメージはサポートタイプで家庭的、身内意識が強いと言われているので、広い世界で大きく活躍するより、狭い世界で地道に生きていそうな感じがする。だから、「なぜ、今蟹座なのか?」と疑問に思っていた。

また、蟹座にはアイドル性や親しみやすさがあるそうだ。

アニメでは、『美少女戦士セーラームーン』が興味深い。
主人公の月野うさぎは、月を守護にもつ六月三十日生まれの蟹座で、ちびうさも蟹座だ。主人公が蟹座で、原作者が各星座でのキャラクターを把握して設定しているのかわからないが、私が言うのもなんだが、各キャラクターの星座を見ていくと、その星座どおりの雰囲気や性格をしている。だから、大ヒットしたのかもしれない。

続く……。

大杉ナツナ

「自分を深く知る」ことをさまざまな角度から探求し、自分を癒やしていく過程で、生きづらさの原因がHSPという特性であることにたどりつきました。
このブログはHSPという特性に向き合いながら、結婚と天職を手に入れるまでの心の深海潜水夫記録です。

大人になってHSPを知り、ふに落ちた過去の思いを忘れずに書きとめておきたいと思い始めました。小説も書いています。

現在、工場で働くHSPアラフォーです。
あくまで、個人的考察です。

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