最後のインナーチャイルドの癒やしと過去世回帰〜孤独に死んでいった少女〜

最後のインナーチャイルドの癒しと過去世回帰 〜利用され死んでいった少女〜 インナーチャイルドと過去世の癒やし

これまで五回ほどインナーチャイルドの癒やしに取り組んできたが、(ひとまずこれが最後でいいかな?)と感じたセラピーがある。

インナーチャイルドの癒やしというと、まず催眠と呼ばれる変性意識状態になり、幼少期の記憶を思い起こして原因を探っていくヒプノセラピーを思いうかべる。しかし、そこのインナーチャイルドを癒やすやり方は、幼少のころの自分を今の自分にトランスさせて、セラピストさんと一緒に映像を観ながら感情や体感をなぞっていくような方法だった。

セラピストさんも私と同じ光景を観ているので、自分が観ている映像の確認ができる。ここが今までのヒプノセラピーとはまったく違った。今の自分の意識もあるので、普通に話すこともできたし、客観的に当時の映像を見ている感じなので納得感もすごくあった。

体感している間に自分の中で何かがわかることや、人によっては痛みが出てくることもあるそうだが、そこをいちいち深く掘り下げないで解放させていく。そして戻ってきてから全体の解説をしてもらう。

最初に「頭で考えるのではなくて、その感情を感じてあげることが大切です」と言われた。

私は体感が敏感で先に体に違和感を感じることが多い。昔自分のホロスコープを観てもらったとき、多くの人は感情が先にきて、あとで体に違和感が出てくるらしいが、私はキロンが牡牛座なので体感が敏感で先に体がなんか変だなと感じるらしい。とてもふに落ちた体験があった。仕事の疲れで感覚が鈍くなっていても、とりあえず寝たいということしかない日々でも、自分で経験、体感したことじゃないと頭が納得してくれないし、分析して最終的に頭で理解したいタイプだ。

しかし、ヒプノセラピーは、出てきた映像を客観的に観ているので、体感などはなく、ぼんやりとわかりにくい。それゆえに(今観ている映像は本当かな?)と観えているものじたいを疑ってしまう。だから目の前の出来事を信じさせてくれるセラピストさんの存在はすごく大切だと思う。

インナーチャイルドがトランスした瞬間、手が重くなって、だるさがあった。考えるのも見るのも嫌で、ここから立ち去りたいという重さがあった。

少しするとこたつでうつぶせで寝ているイメージが出てきた。小さな私には感情がないように感じたが、セラピストさんは「感情はある」と言っていた。

ダラっとしている感じで元気がない様子。疲れきって覇気がない小さな私。
この幼い私が何を感じているのか、私には分からなかった。ただ、私はこの感じに見覚えがあって、子どもなのに心も体も疲れていた当時をなんとなく思い出した。

私は子どものころからロングスリーパーで、最低でも八時間はしっかりと眠りたい氣持ちがあったけど、周囲に長時間寝たいと言っている子はいなかった。周りと違う自分が嫌だった。当時はHSPなんて言葉もなかったから理解すらされなかった。

大人になってHSPだとわかってから振り返ってみると、私は情報を多く受け取ったり、人の氣がつかないところまでわかってしまうため、疲れやすいのだと説明ができた。

リカバリーするために睡眠時間が長くなるのは当然のことだった。休みの日はいつも昼ごろまで寝ていたし、自分がひとりになれる時間と静かな環境が大切な子どもだった。

次に、「母親を思いうかべてください」と言われて思いうかべたのは、小学生のころの自分だった。私のインナーチャイルドは混乱していた。

他の記事にも書いたが、六歳ころの話が強く影響していると思う。
叔母といとこがうちに遊びに来て、母と三人で夜遅くテレビを観ていた。
両端に叔母と私の母がいて、真ん中にいとこがいて、いとこがチヤホヤされているような感じだった。父と私もいたが、私は輪に入っていなかったし、向こうも私のことを一切見ていなかったと思う。

大杉ナツナ

「自分を深く知る」ことをさまざまな角度から探求し、自分を癒やしていく過程で、生きづらさの原因がHSPという特性であることにたどりつきました。

このブログはHSPという特性に向き合いながら、結婚と天職を手に入れるまでの心の深海潜水夫記録です。

大人になってHSPを知り、ふに落ちた過去の思いを忘れずに書きとめておきたいと思い始めました。小説も書いています。

現在、工場で働くHSPアラフォーです。
あくまで、個人的考察です。

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