HSPの私の心を癒やす世界〜占い雑誌に夢中だった子ども時代〜

HSPの心の中

私の探求心がくすぐられるものに、目に見えない世界がある。子どものころ、よく読んでいた雑誌に『りぼん』や『なかよし』があるが、占い雑誌も好きでよく読んでいた。

私は『マイバースデー』『ミスティ』『エルフィン』といった占い雑誌が好きだった。
『ミスティ』が休刊になってから何年かすると新しく『マイカレンダー』という占い雑誌が出ると知って、いまかいまかと楽しみにしていたものだ。
2019年3月22日に創刊号が発売されたので、私はその占い雑誌を買ってみた。65ページの『太陽星座だけで、運命の人の誕生日が分かる』という記事がわかりやすく、今でも思い出せるくらいに面白かった。
すべての誕生日に数字がふってあり、同じ数字が書かれている誕生日の人がご縁のある人の誕生日。水星座の私の誕生日を見てみると、やはりご縁のある人には土星座が多かった。

出版社の住所は『ミスティ』のころと同じだった。
『ミスティ』には、いろいろと思い出がある。いつかの私は、ある芸能人夫婦の行く末が氣になったので、ホロスコープでの解釈を知りたくなった。それで『ミスティ』にはがきを送ったら、最後のページに掲載されたことがある。よくある読者からの質問コーナーみたいなやつだ。抽選で書籍が当たったこともあり、宝くじは当たったためしがないのにスピリチュアル系の商品はなぜか当たる。

どの占い雑誌か忘れたが、感想がたくさん載っていたラピスクラブの広告に興味を持ったことがあった。ネットがない時代だったのでテレビや雑誌、書籍を楽しんだ時代のことだ。
「持ち主に何かあると石の色が変わる」と宣伝文句に心を奪われた私は、自分で試したくなった。当時、興味津々でラピスクラブのラピスペンダントを買ったのを覚えている。
最初のころは種類も少なくて、二等辺三角形を逆さまにしたようなデザインだったような氣がする。たくさんの感想が載っているパンフレットが送られてくると、一つひとつ丁寧に感想を読んでは私も不思議な体験がしたいなあと思っていた。

ある日、洗濯機の上に置いておいたラピスペンダントがなくなったことがあった。探しても見つからなかったり、ラピスの色がまだらに少し白っぽくなっていたときもあった。今でこそパワーストーンやブレスレットとか、石は生きているという概念があるが、当時はとても衝撃的だった。
昔は固い鉱物、まして「もの」は「もの」としか考えたことがなかったので、大人になってすべてが周波数でできていて、何ひとつこの世に存在していないという解釈を知ったときも衝撃的だった。

子どものころ、結城モイラさんなどの女児向けの占いの本が並んでいて、両親が買い物をしている間、よく本屋さんで立ち読みしていた。だんだんと占いのほうに興味を持った私が最初に読んだ占い雑誌は『マイバースデー』だった。『プチバースデー』は記憶にない。
『マイバースデー』のコンピュータ占いに申し込みたくなって、料金分の切手を買うためよく近所のお店に切手を買いに行っていた。田舎でコンビニひとつなかった時代。たばこやお酒などをいっしょに売っているようなところで、何百円分の切手を買いに行っていた記憶がある。簡易的なものだったが、前世占いやプログレス診断などに申し込んでは、届くのを楽しみにしていた。

『マイバースデー』を卒業したら、次は「ミスティ」にはまり、同時に『エルフィン』という雑誌も読むようになった。
『エルフィン』は神秘さが増すというか、詳細な西洋占星術の解説が多かった氣がする。どちからというとマニアックで、知っている人はあまりいないんじゃないかと思う。
マニアックと聞くと『ムー』という雑誌が頭に浮かぶ。私は『ムー』は買ったことがないが、未確認飛行物体やネッシー、ピラミッドなどの不思議な情報が満載で、こっち系が好きな人ははまるんだろうなあと思った。

そういえば、『モニク』という占い雑誌も買った記憶がない。セクシー系と言うのか少し大人の要素が入った雑誌で、表紙も『ミスティ』とイメージが真逆だった。私は『ミスティ』の女子向きのきれいな絵や、文章の読みやすさが好きだったのかもしれない。表紙は必ずきれいなモデルさんが多く、表紙全体の色使いもきれいで白いイメージが記憶にある。
全体的に清潔感や品があって好きだった。

ネットがない時代、初めて西洋占星術や過去世などを知り、代金分の切手を送って商品を購入していた時代が懐かしく思い出される。今でもHSPで静かな空間が好きな私はにぎやかに人とおしゃべりするより、自分が興味あるものを探求しひとりで没頭することが好きだ。

「人の好きなもの」というのは、案外昔から変わっていないのかもしれない。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

終わり。

大杉ナツナ

「自分を深く知る」ことをさまざまな角度から探求し、自分を癒やしていく過程で、生きづらさの原因がHSPという特性であることにたどりつきました。

このブログはHSPという特性に向き合いながら、結婚と天職を手に入れるまでの心の深海潜水夫記録です。

大人になってHSPを知り、ふに落ちた過去の思いを忘れずに書きとめておきたいと思い始めました。小説も書いています。

現在、工場で働くHSPアラフォーです。
あくまで、個人的考察です。

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