HSPはブルベ夏の繊細な色が似合う?〜キティちゃんよりキキララが好きな私〜 続き2

自分を知る

文房具は「ハンギョドン」や「みんなのたあ坊」、「けろけろけろっぴ」「うちのタマ知りませんか?」などを使っていた。深い緑色の「ハンギョドン」のパスケースを持っていた記憶もある。
「ハンギョドン」は中国生まれの半魚人らしく、いつもヒーローになりたがっているが、うまくいかないロマンチストで、魚座のB型らしい。
中国生まれなので、名前がカタカナなんだろうか? キャラクター設定が先にくるのか、先に誕生日を決めてから、あとでその星座に当てはめた性格などを設定しているのだろうか?
魚座はロマンチストという解釈は、西洋占星術を少しでもかじったことがある人には、なるほどなと思わせてしまう説得力がある。

「みんなのたあ坊」は、「たあ」の部分がひらがな表記だが、私はずっとカタカナで「ター坊」だと思っていた。得意なものは水泳らしく、弟のまあ君のことが大好きな、お友だちいっぱいの男の子という設定らしい。
五月五日のこどもの日が誕生日で、血液型はナゾ。頑張り屋さんで、確かに誰からも好かれそうな自然体で癒やし系のイメージがある。牡牛座なので、きっとマイペースなんだろう。

大人になってサンリオの公式ページを見て、「けろけろけろっぴ」が実は三つ子だったと知った。
お父さんがはすの上医院のお医者さんで、料理が得意なお母さんはレストランを経営していて、お姉さんのぴっきは美人で料理が好き。弟のころっぴは機械いじりが趣味らしく、けろっぴ自身は元氣いっぱいで冒険好きな子らしい。誕生日は七月十日の蟹座なので、西洋占星術的には家族や仲間というキーワードが出てくる。けろっぴには、けろりーぬやガンタなどたくさん友だちがいるし、家族を大切にしてそうなイメージがある。

子どものころは、その時々でかわいくてピンときたものを文房具に使っていて、そのキャラクターの性格やストーリー、家族構成まで考えて好きにならないため、大人になってからストーリーなどを調べるのが楽しい。
自分の好きなキャラクターは、全体的に素朴な感じが自分と似ていると感じる。

以前、「うちのタマ知りませんか?」のタマと仲間たちが描かれているカンペンケースを持っていた。
タマという猫が突然いなくなったためポスターを貼って探すという設定らしいが、私が好きだった猫は「ベー」という名前の猫で、口周りと手足、しっぽの先が白く、他全体が茶色の猫だった。
王道ではなかった私は、主人公のタマよりも脇役が好きだった。

今思えば、私は子どもの王道をいくようなタイプではなかったのだろう。当時は周りと合わない少し変わっている自分が嫌で、王道でないものが好きだという意識もなかった。たまたま好きになるものが王道ではないものが多い氣がするが、昭和はみんなと同じであることが良しとされていた時代だったので、自分が好きになったものが王道であればいいなあとは感じていた。大人になってから、これらに限らずさまざまな分野で王道ではないマニアックな自分がいたことに氣づいた。

「うちのタマ知りませんか?」をずっとサンリオキャラクターだと思っていたが、「ハンギョドン」「みんなのたあ坊」「けろけろけろっぴ」とは違い、ソニークリエイティブプロダクツのキャラクターだったのは知らなかった。

他には「ゴロピカドン」のぬいぐるみも持っていたり、「フレッシュパンチ」というソーダやキャンディーをちりばめたサンリオのキャラクターも大好きだった。当時、「フレッシュパンチ」のピンクの巾着袋がとても欲しかった記憶がある。
子どものころは「あっ、かわいい!」と感じて、ピンときてはまる、そして飽きていくという感じで、キャラクターのプロフィールまで知ろうともしなかったが、あとになって当時のキャラクターのストーリーや家族構成を読むとなるほどーと思ってしまう。
ささいで楽しい時間だ。

続く……。

大杉ナツナ

「自分を深く知る」ことをさまざまな角度から探求し、自分を癒やしていく過程で、生きづらさの原因がHSPという特性であることにたどりつきました。
このブログはHSPという特性に向き合いながら、結婚と天職を手に入れるまでの心の深海潜水夫記録です。

大人になってHSPを知り、ふに落ちた過去の思いを忘れずに書きとめておきたいと思い始めました。小説も書いています。

現在、工場で働くHSPアラフォーです。
あくまで、個人的考察です。

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