スピリチュアルな自己発見の旅〜子ども時代の克服と新たな発見〜 続き1

子ども時代の生きづらさから導き出す、スピリチュアルな自己発見の旅。 スピリチュアルな自己発見の旅〜子ども時代の克服と新たな発見〜 インナーチャイルドと過去世の癒やし

また、叔母といとこがうちに遊びに来たとき、母といとこと叔母の三人で夜遅くテレビを観ていて、私だけが隣の部屋で寝かされたことがある。いとこの両側に叔母と私の母がいて、いとこがチヤホヤされているような感じだった。

いつもは二階にある自分の部屋で寝ているのに、なぜか隣の部屋で寝なさいと母に言われて従った。母は扉を少しだけ開けたまま団らんに戻り、私はひとりだった。私に氣がついた父が、途中で「二階で寝なさい」と言って、結局私は自分の部屋で寝たのだった。
母にはいとこをかわいがることで、自分の娘もかわいがってもらえるという打算があったのかもしれないし、〇〇ちゃんみたいにかわいく愛想よくいなさい、あなたはかわいくないのだからという私への戒めだったのかもしれないし、私にやきもちを妬かせたかったのかもしれないが、子どもの私は蚊帳の外に追いやられたようで深く傷ついた。

小学生のころ、言葉を発する度に泣きそうになってしまう自分がいた。自分でも「どうして私は泣きそうになっちゃうんだろう……?」と後ろ向きだった。でも、条件反射的になぜかそうなってしまう。
そんな自分が嫌。人と違う自分が嫌だった。

もしかして、忘れるほど思い出したくないことがあるのだろうか?
幼少期に何かあったのか?
それとも前世の記憶のようなもの?
共感力が高いエンパス体質で涙が出てくるなら、周囲の人たちは幸せではなかったということ?
私の記憶にないだけで、母親に恐ろしいことでもされた?
思いつくままに心当たりを連ねてみるが、ピンとくることはなかった。

思い出した出来事はまだまだある。
小学校低学年のころ、ひらがなの練習で「る」が上手に書けなかった。
先生には小さい○しかもらえなくて、家に帰ると母に怒られると思っていた。母に対して怖いというイメージしかなく、見つからないように自分で○を多くつけたことがあった。

両親がもっともっとできるようになれと要求しなければ、私は怒られるという思い込みをしなかったのだろうか?

私の性格が怒られると決めつけてしまったのだろうか?

とにかく私は怖い思いをするのが嫌だった。とにかく怖い現実から逃げたかった。
穏やかでいられない自分の中のザワザワした感覚が嫌だった。

怒られるのが怖かったのは間違いないが、母を喜ばせたかった、母の笑顔が見たかったという氣持ちが根っこの部分にあった氣もする。子どもは母親を助けるために、お互いの魂の合意の上で生まれてくるのだから、この感覚はうそではないはずだ。子どもの在り方や行動などを通して、言葉以外で親に氣づきを与えるというのも「助ける」に含まれると思う。

このとき、私はありのままの自分を良しと思えなかった。
何か起きてからでは遅く、傷つくのは怖い。だから、相手の行動を先回りして対策していかないと私自身のバランスが保てなくなるような氣がして、防衛本能みたいなものが働いた。

母親への勝手なイメージが根づいていて、母との会話からこうしないと母は怒るだろう、怖い、嫌な思いはしたくないという自分の無意識の判断があった。思い込んでいただけかもしれないが、「うまくできない私をどう思う?」なんて小さな私が母に言えるはずもなかった。

理路整然と筋道をたどって伝えたくても、感情が先に出てしまう。その感情を上手に片付けたいけど、小さな子どもにわかるわけもない。私は特に感情の振れ幅が大きく、自分自身がそれに飲み込まれてしまってわけがわからなくなる。
だから、「どうしてほしい?」と聞かれてもうまく伝えられなかった。

自分のことをしっかりと伝えられる子どもだったら、母のことを怖いなんて思わなかっただろう。しっかりと自分のことを伝えて、やりたいことを引き寄せられたはずだ。
それに母は、私の行動や態度を見て、私が上を目指したい、一番がいいと思っていると勘違いしているようなふしもあったから、ボタンの掛け違いもあったに違いない。
ときどき、胎児のころから今までの自分の感情などを、過去にさかのぼって観ることができるタイムマシンのような機械があればいいのになあと妄想してしまう。

大杉ナツナ

「自分を深く知る」ことをさまざまな角度から探求し、自分を癒やしていく過程で、生きづらさの原因がHSPという特性であることにたどりつきました。

このブログはHSPという特性に向き合いながら、結婚と天職を手に入れるまでの心の深海潜水夫記録です。

大人になってHSPを知り、ふに落ちた過去の思いを忘れずに書きとめておきたいと思い始めました。小説も書いています。

現在、工場で働くHSPアラフォーです。
あくまで、個人的考察です。

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