HSPは過度に期待されたくない〜月乙女座の欠損とASCしし座の苦悩とは？〜 終わり

身体も心もスッキリする心地よさを追求していくと、アクセサリーはあまりつけたくない。ピアスはかぶれてしまう。家具や身につける物も必要最低限でシンプルなものがいい。
パーソナルカラー診断の結果でも、私に似合う色やデザインは無地でシンプルなものが似合うらしい。そして花柄が大きかろうが小さかろうが、ストライプだろうが私には似合わない。

他の記事にも書いたが、昔インナーチャイルドの癒やしを受けたことがある。
そのときに、感情を垂れ流しているだけで、自分でどうすればいいのかわからない映像が出てきたことがあった。
この混乱状態を早くどうにかしたい。自分の感情が豊かすぎて、その感情につぶされそうになってしまったパニック状態。自己表現しないので感情が垂れ流しになっている……という状態だ。

子どもの私には表現するという選択肢がなかったようで、どうすれば自分が楽になるのか考えられなかった。とにかく当時の自分の状態を見たくないという感じだった。

月星座が乙女座の私の本質は、繊細で怖がりで慎重だ。しかし、ASC (アセンダント)がしし座ということもあり、しし座のイメージを持たれたときは苦しくなる。ASC(アセンダント)は外見やその人から発せられる勝手なイメージなので、太陽がしし座の人と違うこともある。

ASC(アセンダント)がしし座だと、華やかで目立ち、リーダータイプでなんでもやってくれそうな人に見えるようだ。勝手に鼻もちならないやつだと思われるし、影の敵も増える。

私自身は月星座の欠損もふに落ちる。もし、プライベートな自分や本質のようなものも月が表すのであれば、月星座が乙女座の繊細さも納得できる。月星座が乙女座ゆえに傷つきやすくメンタルが弱そうでも、他の天体にしし座が多いので、リーダーシップや自己表現が課題になっているような気もする。

小学生のころ、クラブ活動でバトンクラブに憧れていたが、自分に自信がなく、入りたいと無邪氣に言えなかった。これはASC (アセンダント)がしし座だが、月星座が乙女座だからだと思っていた。
しかし、ホロスコープのASC (アセンダント)があと一度ずれると、私のASC (アセンダント)は乙女座になる。

結局、私はASC (アセンダント)として、しし座と乙女座の要素をもっているように思う。しかも月星座が乙女座なので、人前に出て目立つことより、サポート側にまわったほうがしっくりくるのかもしれない。
だからなのか、自己表現するにしても表舞台ではなく、創作活動での自己表現に意識が向く。

みんなと同じように行動する集団生活、学校生活が苦手だった。
ネットが発達していない時代、子どものころの情報収集はテレビや雑誌だった。子どもなのでテレビの裏側や本人の影の努力などは考えてなく、単純に楽しそうで華やかに観えた役者やタレントになりたいと思った時期もあった。

しし座そのものだなと思った有名人に、元プロ野球選手の清原和博さんがいる。清原和博さんのホロスコープは、太陽星座がしし座、月星座が水瓶座だ。周りの人からの話にもよく出てくるが、外見のイメージとは違いとても繊細な人らしい。ドラフト会議後の記者会で泣いていたのもうなづける。
ただ、月星座が水瓶座というのは意外だった。

人から憧れられる存在になったら、本人の意図していないところでの利害関係もうまく交わしていかないといけない。テレビ慣れした芸能人や有名人を観ていると、目つきが何かにとりつかれたかのようにくすんでくる人もいる。

世間に勇氣や希望のようなものを与える人という意味では、しし座の華やかさは、そのものだと思う。競争社会でプレッシャーに打ち勝ち、強い王者に彼自身がなりたかったのかもしれないし、集合意識のようなものから一斉にそうであってほしいと求められていた氣もする。

弱かった人間が自分を知り尽くして努力すれば、輝かないわけがない。庶民は大人になるにつれて何かしら諦めるので、夢を成し遂げたスターや英雄のような存在に自分を重ねて浸り、｢明日も仕事頑張ろう～｣とか言い、同じ日々を繰り返す……。

何を言いたいのかというと、私の月星座が乙女座の欠損はふに落ちるし、人間関係において自分の月星座が乙女座とASC(アセンダント)がしし座のギャップがありすぎて、過度な期待や要求をされやすく、HSPの私をさらに苦しめているということを言いたかった。

引用: 『月の教科書』(マドモアゼル・愛著)

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

終わり。