最後のインナーチャイルドの癒やしと過去世回帰〜孤独に死んでいった少女〜 続き4

最後のインナーチャイルドの癒しと過去世回帰 〜利用され死んでいった少女〜 インナーチャイルドと過去世の癒やし

セラピスト: 「先ほど言ったように、”なんか、仲良くなれなかったんだね。こういうことだったんだね。でも、私はこれでわかったから、これからは人の意向を気にすることなく、自分を認めて個性を伸ばしていく”っていう方向にいってもいいわけだし、”大変だったんだね”ってちょっとした愛が湧いてきてもいいわけだし、それはご自分が内側から湧いてくる感情をそのまま受け入れてあげればいいと思いますよ」

私: 「はい」

「お母さま、本当によかったと思います。言うのが二回目か三回目かもしれないけど、解放してとってあげているときに左目からすごい涙が出てきたんですよ」

「私もなんでも左側にくるんですよね」

「全部が全部ではないですけど、人間の体の右側が男性性、左側が女性性なんですね」

「聞いたことがあります」

「ありますか? お母さんはお手伝いさんのような生き方をしてきたから、女として認められているかどうかというより、働き手として認められているかどうかという考えなんで……」

「そうです、そうです」

「女性としての自分を大切にできなかったし、なかなか周りからも大切に扱ってもらえなかったと思うんですよ。そういう意味で、お父さまは決してそんなことはなかったと思うんですけど、お母さまは”女性としての自分を大切にする”ことをなかなか受けいれられなかった。だから、左側が重くなって、左側に傾いていったんだと思うんですよ。解放したときは顔面神経痛みたいに左目から涙が出てきて、こんなに左側に特徴が出てくる方はなかなか珍しいなと思って……」

「はい」

「涙が出てくるのは解放だから、閉じこめていた女性としての自分が解放されたってことだから、残りの人生で女であることを意識できる時間はそんなに長くはないと思うんですけど、女であることを認めてあげるってことは、そのまま自分自身を認めてあげるってことですよね」

「はい」

「だって、女であることは紛れもない事実だから。お母さまが自分自身を人間である前に女であるということを認めて、誰かに求められなければ私として存在してはいけないというところから一歩飛び出して、家族の役割として、妻であって母であってというだけで本当は求められている存在ですよね?」

「はい」

「子どもたちに対して氣にかけてあげるとか、愛情を与えてあげるとか、お父さまに対しても同じようにするっていうのは、それこそすごい愛にあふれた母として妻としての役割ですよね? それがうまく機能しないで、どんどん違うところに求めていったっていうのがわかったので、これからお母さまの雰囲氣も変わっていくと思うし、そのときお母さま自身が何も変わっていないように見えても、あなたの感覚が変わってくるし、今までは気が重かったと思うけど、どう変わっているのかなって観てあげるような感じでいいと思いますよ」

「はい」

「最後に全体的にエネルギーを調整させてもらいますね」

「お願いします」

--ここでセラピーが終わる。

「あぁー、軽くなってる! どうですか? 一段ニ段、軽くなったと思いません? そして以前の静けさとは違っていますね。以前のシーンという静けさは、自分の氣持ちを閉ざして観ないように、聞こえませんというような状態だったんだけど、今はパカッと開いて自分の内面も観えているんですけど、澄んだ水面のような感じで、客観的にそうだよねーって感じでザワザワしてないですね。いやー、これは氣持ちいいですね」

「はい」

セラピスト: 「こういうふうに内面がシーンと静かになっていると、いろんな自分の感情も整理しやすくなるし、落ち着いていろんな物事を観られるようになると思います。いい感じですね」

私: 「はい」

「今、どんな感じですか?」

「穏やかな感じです」

「そうですね。すごいザワザワしていて、今まで自分をきれいにしたいからシーンと静かにしようとしてたんですけど、実は奥にたまっているヘドロのような堆積物があったから、それらをザワザワさせないために(静かにシーンとしているんだ私)っていう状態を一生懸命作っていたけど、何かきっかけができてしまうと、それがご自分の内面でザワザワしてくるので(嫌だ、濁ってるー、観たくない観たくない)ってしてたんだけど、今そのヘドロになっていた部分がだいぶきれいになっているから、もしザワザワするきっかけができてしまっても、ただ石がコロンって転がっているような軽い感覚になっていると思いますよ」

「よかった……」

大杉ナツナ

「自分を深く知る」ことをさまざまな角度から探求し、自分を癒やしていく過程で、生きづらさの原因がHSPという特性であることにたどりつきました。

このブログはHSPという特性に向き合いながら、結婚と天職を手に入れるまでの心の深海潜水夫記録です。

大人になってHSPを知り、ふに落ちた過去の思いを忘れずに書きとめておきたいと思い始めました。小説も書いています。

現在、工場で働くHSPアラフォーです。
あくまで、個人的考察です。

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