最後のインナーチャイルドの癒やしと過去世回帰〜孤独に死んでいった少女〜 続き3

最後のインナーチャイルドの癒しと過去世回帰 〜利用され死んでいった少女〜 インナーチャイルドと過去世の癒やし

セラピスト: 「しっくりこないはずですよね。先ほどからご自分で意識されているかわからないけど、”私の個性”と”母の個性”と言っていて、あなたは自分の個性を認めようと努力しているわけですよ。それがなかなか認められない環境だとしても、それでも私の個性はこれだって認めようとしているわけですよ。でも、お母さんは個性というものをそもそも必要としていないわけですよ」

私: 「そうですね。家政婦のようなお手伝いさんみたいな感じでしたから」

「はい。お手伝いさんが個性をもっちゃたら大変じゃないですか? ”なんで、それをやらなければいけないんですか?”って疑問をもっちゃいけないわけですよ。言われたことをそのままやることがお手伝いさんの価値ということだから」

「そうですね」

「個性をもって疑問に感じたことを、”それ、なんでそうするの?”って聞くことは、疑問に感じたから単純に聞くという意味で、赤ちゃんの気持ち悪いから泣く、おなかがすいたから泣くのと同じ行動だけど、お母さまは(なんでそんなことを聞くの? 言われたことをやりなさいよ)って思っているからまったくかみあわない関係ですよね」

「はい」

「でも、そういう状況ってわからないじゃないですか?」

「わからないですね……」

「わからないから、あなたは(私の氣持ちを理解しようとしていない、大切にしてくれない、私は愛されていないんだなあ、なぜそのままの私を認めてくれないのかなあ?)って思うわけですよ」

「はい、混乱が多かったんですよ」

「そうですね」

「(母はこう言うけど私の氣持ちはこうだし、でも父はこんな感じだし、いつもいろんなことを気にしないといけなくて、逆らえないなあ、調和がないなあ、なんだかなあ……)と思ったり、自分の体に何人も人がいる感じで自分の本音がわからなくなるんですよ」

「そうですよね。どれが自分の本音なのかわからなくなりますよね。今回お母さまのインナーチャイルドも、大天使ミカエルに来てもらって癒やしてもらったんですけど、本当はお母さまは心の優しい方なんですよ。愛がないわけではないんですよ。だけど、それが愛だとわかっていないんですね」

「……」

「自分の価値を認められないということは、自分を愛してないということだから、愛があるのにそれをちゃんと自分に向けてあげられないし、子どもにもお父さまにも、これをどうやって使えばいいのかわからないって感じですね」

「……はい」

「愛情がゼロの人ではなかったんですね。ミカエルがそれを教えてくれて、”もともとお母さまがもっていた愛を全身に流しましょうか?”って、足元から温める感じで流してあげたんですよ。これはミカエルの愛ではなく、もともとお母さまがもっていたもので、使えなくしていたのは幼少のころの家庭環境だったけれど、”もうそんなことに縛られる必要はないから、あなたのなかの愛を解放しましょうね”って感じでやってもらったんですね」

「はい」

「高齢になればなるほど、自分の感情の変化や内側の変化などをじっくり観る機会はあまりないと思うし、淡々と日常を過ごすことがほとんどだと思うから、大きく何かが変わるということはないかもしれないけど、今回は感情をギューと押しこめているお母さまの感覚などをご自分が体感して、(お母さん、こういうことだったんだね)っていうのがわかったと思うんですよ。私、左側に傾く感じだったもん。おなかも痛いし、なんだか足はしびれているし、(なんだこれ?)って感じで、こんな状態でまっすぐに自分を愛するとか無理じゃんって思って……」

「生きているのに精一杯って感じですね」

「そうそう、本当にそうだと思います。毎日毎日精一杯ですよ。今日言われたことがちゃんとできたら安心して眠れるって感じで、何かに失敗しちゃったら(あっ、失敗しちゃったなあ)ってドキドキして眠れなくなる、そんな感じだったと思います。だから、それが解放されただけでも、だいぶ感覚が軽くなっていると思いますよ。背中の痛みがなかなかとれなかったんですけど、あなたが感じてあげたことによって、お母さんに対する感情がだんだん変化していくと思いますよ」

「はい」

大杉ナツナ

「自分を深く知る」ことをさまざまな角度から探求し、自分を癒やしていく過程で、生きづらさの原因がHSPという特性であることにたどりつきました。

このブログはHSPという特性に向き合いながら、結婚と天職を手に入れるまでの心の深海潜水夫記録です。

大人になってHSPを知り、ふに落ちた過去の思いを忘れずに書きとめておきたいと思い始めました。小説も書いています。

現在、工場で働くHSPアラフォーです。
あくまで、個人的考察です。

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