最後のインナーチャイルドの癒やしと過去世回帰〜孤独に死んでいった少女〜 続き2

最後のインナーチャイルドの癒しと過去世回帰 〜利用され死んでいった少女〜 インナーチャイルドと過去世の癒やし

ここでトランス状態から戻り、セラピストさんから話を聞く。

セラピスト: 「感情面でどうですか?」
私: 「ホッとしてる感じがします」

「そうですね、力が抜けた感じがしますよね」
「はい」

「お母さま、つらかったですね。もう喉がつまって息ができなくて、重みとためこんだ感情がせめぎ合っちゃっておなかもつらかったですね」
「そうなんですか?」

「ご自身がどんな感情をもっていたかを確認する前に、すごい体感として体に痛みがきて、こんなに痛かったら前向きに頑張るなんて絶対無理だっていうくらいの感じです」
「そんなにつらかったんですか?」

「はい。これを私が急に背負ったものだから、ハァーと倒れそうになるけど、お母さまは幼少のころからずっとそうやって背負ってきたから、痛みや感情が麻痺しちゃっていたと思います」
「はい」

「麻痺しているので、今どう思っているのかを聞いてもわからないと思って、そのままチャクラから体の苦しみを取り除いていったら、お母さまの場合は(なぜ、私は生まれてきたのだろう? 生まれてきたからこれをしなければいけないんだ、甘んじて受け入れなければいけない)という感じで、自分の存在価値を認めていない感じですね」
「はい」

「たぶん、亡くなられた実母のことが大好きだったと思うんですよ。理由が、なぜここに生まれてこんなことをしなければいけないのか、よくわかんないなあという状態で、自分が自分自身を認めてあげられていないんですよ。言われたことをやるからこの家にいられると思っているので、言われたことをやらなければ自分に価値がないと思っている。何かができなくなったら、自分に価値がなくなるからやらなければならい。価値を認めてもらうためには提供しなければいけないと思うから、娘のあなたに対してもこういうことができないとダメなのよって教えてきたと思うし、”なんで、それをやらなきゃいけないの?”と子どもらしく聞いたとしても、”やらなきゃいけないからやるんでしょ!”って感じで、お母さまのなかには言われたことはやらなければならないという一択しかないわけですよ。だから、たぶんあなたにも疑いもなくそうやることを求めたし、それに対してあなたが”あのときこう思っていたんだよ”とお母さまに言ったとしてもまったくわからなかったと思いますよ」
「そうですね」

「だから、”そのときに言ってくれなきゃわからない”と言ったのは精一杯の返答だと思うんですね。でも、そのとき言われてもわからなかったと思いますよ」
「はい」

「自分のベースとなる部分が、何かをしないと自分の存在価値がないんだという思いで育ってきているので、愛とかそういう概念がわからないんですよ。だから、無償の愛で子どもを愛するとか、お父さまを愛するということもわからなかったと思いますよ」
「そうだと思います」

「お母さま本人は言ってはいけないこと、やってはいけないことの区別がついていないので、”ちゃんとお仕事をするからあなたの存在価値があるのよ。夫としての価値があるのよ”と、すごくプレッシャーがかかることをお父さまに言っていたと思いますね。お母さまはそういう環境で育ってきちゃっているから」
「はい」

「それがバーンと出てきて、(あぁー、これだったかー)とわかったらおなかが痛いのもひいていったんですよ」
「はい」

「これはやっぱり自分が閉じこめてきた自分の価値というものを見たくないし、知りたくもないし、そんなものを必要だと思ったら生きていけないから……」
「はい」

「誰かに言われてそれをやることが自分の価値だと思ったら、誰かに言われなくなったら自分の価値がなくなっちゃう。わかりますか? そしたら、そんな状態になる前に自分からどんどん提供しようとなる。だから、その親戚が遊びに来たときも、その人たちを大切にしようという感じになったと思うんですね」
「私は母に対して、自分の子どもより人の子どもを大切にする人なんだとずっと思っていました」

「そうですね。お母さまにとっては私の子どもを大切にしてくれる人だから、また遊びにこようと相手に思ってもらえる、価値を認めてもらえるからやっている可能性があるんですね。わかりますか?」
「はい」

大杉ナツナ

「自分を深く知る」ことをさまざまな角度から探求し、自分を癒やしていく過程で、生きづらさの原因がHSPという特性であることにたどりつきました。

このブログはHSPという特性に向き合いながら、結婚と天職を手に入れるまでの心の深海潜水夫記録です。

大人になってHSPを知り、ふに落ちた過去の思いを忘れずに書きとめておきたいと思い始めました。小説も書いています。

現在、工場で働くHSPアラフォーです。
あくまで、個人的考察です。

大杉ナツナをフォローする
タイトルとURLをコピーしました