私: 「私は人のことばかり気にしていたということですか?」
セラピスト: 「寂しいからお母さんのオーラのなかに入りたがっていたけど、弟がいてそこに空間がないので、居場所がないという状態になっていたということですね。あなたの居場所はそこじゃないよ。自分の肉体のなかにあるんだよということですね。例えば、体のなかに小さい自分が入ったとしますよね。体が自分を守ってくれているし、肉体と自分の間に空間があり、そこが自分の空間なんですね。ちゃんとそこに入れれば苦しみを味わえますね。目を閉じてイメージのなかで、小さい自分になったつもりで自分の意識でハートのなかに入ってみてください。周りは肉体が守ってくれて、肉体と自分の間には空間があって、自分だけの空間があるのを感じてみてください。そこにいるとどんな感じですか?」
「あったかい感じ……」
「安心して味わえる状態ですね。そこに入って自分の苦しみを味わったらどうなりますか?」
--映像を観ているセラピストさんの沈黙が続く。
「泣き始めましたね。体育座りして顔を埋めて声をあげて泣き始めましたね。そこで初めてお母さんが来て”どうしたの?“と聞いていますね。お母さんは”何があったか言わないとわからないでしょ“と言っていますね。まだ泣いていますね。お母さんを泣きながらバンバンたたき始めましたね。お母さんはなんだかよくわからないけど、(どうしたどうした?)と受けとめていますね。そのとき、初めて寂しいと言ってお母さんに抱きついていますね。泣いてお母さんをバンバンたたいて、ようやくお母さんが自分を見てくれたことがわかったんでしょうね。そこまでしないと、お母さんはこの子を見てない状態だったので」
「氣づいていなかったんですか?」
「氣づいていたかもしれないけど、見ようとしていなかったですね。感情のエネルギーがブワッとお母さんのほうへくるので、この子はこんなに寂しかったんだとそのまま受けとめていますね。初めてお母さんがよしよしと頭をなでてくれたので、また泣いていますね。お母さんが”あなたはしっかりしているから大丈夫だと思っていた“と言ってくるので、またゲンコツでたたきながら、そうじゃないと言葉ではなく体全体で表していますね。私が間違ってたんだとそこで氣づきますね」
「お母さんは自分が間違っていたと認めているんですか?」
「エネルギーがきちゃうので、誤解しようがないですね」
「嫌々認めているんですか? めんどくさいという感じですか?」
「嫌々ではなくそのままを受けとめてくれていますよ。子どもの出すパワーにそのまま飲みこまれ、そのまま感じて反応している状態で、思考の入る余地がないですから。ようやくこの子がしゃべりだしますね。お母さんに負担がかかるから隠しておこうと思っていたけど、苦しくて苦しくて我慢しきれなくなった、ごめんねとお母さんに謝っていますね。たぶん、この母親も同じような環境で育ってきているので、言っている意味がようやく伝わる感じですね。お母さんの場合は我慢して苦しみにふたをして生きてきて、同じものを持っているので同時にお母さんに教えていますね。コミュニケーションは言葉ではないですね」
「じゃあ、どうやって伝えればいいんだろうと思う」
「今やったじゃないですか?」
「行動?」
「エネルギーです。そのためには自分がそれを感じないと伝わらないですよ。苦しみなら苦しみのエネルギー、怒りなら怒りのエネルギーをしっかり感じることですね。感じて初めて相手に伝わりますから」
「はい」
「お手伝いするとき、今まではバラバラで作業していたけど、今はお母さんの隣に並んで作業していますね。薪をもってくると、お母さんにありがとうと頭をなでてもらえてうれしそうですね。女の子に寄りかかってもらうとその温もりがお母さんに伝わってきて、寂しかったお母さん自身も少しずつ癒やされていっていますね。素直に自分を出す感じに変わっていっていますね。今、何を感じますか?」
「安心感があります」
「このまま成長すると、どんな大人になっていますか?」
--映像を観ているセラピストさんの沈黙が続く。
「嫌なことがあると普通に怒っていますね」
「相手に対してですか?」
「自分を深く知る」ことをさまざまな角度から探求し、自分を癒やしていく過程で、生きづらさの原因がHSPという特性であることにたどりつきました。
このブログはHSPという特性に向き合いながら、結婚と天職を手に入れるまでの心の深海潜水夫記録です。
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カテゴリーは、
自分を受け入れる
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自分を癒やす
(癒やしの体験記・創作活動など)
自分を知る
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HSPの心のなか(日常感じたこと)
小説
その他
になっております。
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大人になってHSPを知り、ふに落ちた過去の思いを忘れずに書きとめておきたいと思い始めました。小説も書いています。
現在、工場で働くHSPアラフォーです。
あくまで、個人的考察です。