「潜在意識に入ってますからね。この怒りを出さないと犠牲者意識から出られないですからね。焦げろ焦げろ、ワッハッハ、私の中はずっと出せない怒りで焦げていたんだと言っています。怒りを外に出せないから、自分の内側で燃やして自分が焦げていたと言っています。泣きながら私の痛みを思い知れ、おまえらが壊したんだ、私の内面はすごく綺麗で輝いていたのにとわめいていますね。そして、天に向かって助けてー、誰か助けてーと叫んでいますね。このままここにいると私は炎にまかれ死んでしまうと言っています。自分が火を放ったんですけどね。自分を助けられるのは自分だけだということを学ぶ必要がありますね。穴を掘り始めましたね。穴を掘って掘って掘りまくって下に行き始めましたね。そうすると火で穴が塞がれてしまって、下に炎がまわって上に上がれなくなってしまいますね。結局このままだとヤバイですね。つまり、自分をどう助けていいのかわからないんですね。自滅していくイメージしかないんじゃないかな?」
「今の私もそうです。自分が好んでそちらを選んでいるつもりはないんですけど…」
「それしか思いつかない感じですよね」
「はい。だから、ずっと自分の幸せのイメージが浮かばないんですよ」
「そっちではないだろうという方向へ行っちゃいましたね」
「私はもがくのが好きなんですか? 自分がトラブルに巻き込まれたとき、どこまで自分ができるのかを試したいだけなんですか?」
「そういうのもあるかもしれないですね。まだ原因を観てないですけど、自分で火を放って、その火が自分の方にもまわってしまい、穴を掘って下に逃げようとしたら火で穴が塞がれて、ヤバイ状態になり助けてーと叫んでいるので、どう考えても自滅思考ですね。自分で自分を苦しめている状態ですね」
「助けてと言っているんですか?」
「もう体育座りして観念している状態ですね。火がまわり自分が動けなくなってしまったので、火が来ないようにただ祈っているだけですね。それも助けてほしいという状態に入ってないんですよね」
「助けてほしいという氣持ちはあるんですか?」
「ありますけど、あなたの場合、自分を助けようとしたら自滅の方向へいってしまい、自分を助けるという意味をわかっていないということが原因ですね。そのまま掘り進めていって外に出ればいいんじゃないかな?……首を振っていますね。もう疲れた、そんな力はないと言っていますね」
「はい」
「あきらめが早いですね。あきらめが早いことが問題になっていますね。それは父方と母方、どちらの家系からきてますか? 両方強い感じですね。父方と母方、どちらから観たらいいですか?」
「…」
「五代前の母方を観た方がいいみたいですね」
……しばらくセラピストさんの沈黙が続く。
「赤ちゃんを背中におんぶして、あやしながら木の何かを運んでいる人が観えますね」
「薪ですか?」
「薪かな? 何か運んでいます。近くに女の子がいて一緒にくっついて歩いていますね。薪を運びながら背中の赤ちゃんをあやしているので、女の子は手をつないでもらえてないですね。あやすのは背中におぶっている赤ちゃんばかりで、その女の子の方を全然見てないですよね」
「忙しいんですか?」
「忙しいというより、あやしながら薪を運ぶことが大変かな? だから大変なんだろうなあと思って、その子は甘えたい氣持ちを完全に抑えていますね。黙ってついていってますね。本当は手をつなぎたい、くっついていたい、着物の裾を引っ張りたいんだけどお母さんの邪魔になる。邪魔するとお母さんに嫌われると思っているので黙っていますね。おうちに着くとお母さんに薪をわたしたりして、ご飯の支度を黙って手伝ってますね」
「楽しそうですか?」
「全然楽しそうじゃないですね。会話がないですね。よしよしとあやすのは背中の子どもばかりで全然感謝されていない。その女の子に対しては手伝いするのは当たり前という感じ。この女の子は、まだ三歳くらいじゃないかな? すごい重くても一生懸命やっているんですけど、お母さんには全然伝わってないですね。少し休もうとすると、お母さんは怠けてるんじゃないわよという感じになってしまいますね。何を感じますか?」
「悲しい…」
「自分を深く知る」ことをさまざまな角度から探求し、自分を癒やしていく過程で、生きづらさの原因がHSPという特性であることにたどりつきました。
このブログはHSPという特性に向き合いながら、結婚と天職を手に入れるまでの心の深海潜水夫記録です。
大人になってHSPを知り、ふに落ちた過去の思いを忘れずに書きとめておきたいと思い始めました。小説も書いています。
現在、工場で働くHSPアラフォーです。
あくまで、個人的考察です。