インナーチャイルドの癒やし〜セラピーで再会する感情の迷宮〜 続き5

インナーチャイルドの癒やしの旅〜セラピーで再会する感情の迷宮〜 インナーチャイルドと過去世の癒やし

「ありのままの自分ではない者にならなければいけない状態ですね。ワーと泣いて、なんでこんなふうに生まれてきちゃったの?と言っていますね。生まれてきた場所を間違えたくらいの勢いですね」
「でも、親を選んで生まれてくるんですよね?」

「もちろん。なんで私ばかり我慢しなきゃいけないの? なんで私ばかり合わせなきゃいけないの?と言っていますね。苦しみだけじゃなく怒りもありますね」
「大人になって母の人生を聞いたりすると、母は兄弟が多く我慢しなければいけないことが多かったらしく、母の記憶や思いを、私が胎児のころに吸い取ったからかな?とも思ったんですよ」

「家系ですから、普通にDNAに情報が入っていますからね」
「母は我慢してきた人生しか知らないから、自分の子どもも、そういうふうにするのが当たり前だという教育になっていると思います」

「自分の中に苦しみがあるということを受けとめる必要がありますね。頭で分析し始めていますけど、単純に苦しかったんだと感じる必要がありますね。苦しいときに怒りも一緒に感じるみたいなので、両方感じる必要がありますね。すごい怒りですね。熱いエネルギーを持っていますね」
「自分に対しても怒っているんですか?」

「どこにぶつけていいのかわからない怒りですね。”なんで、こんなふうに生まれてきちゃったのか? なんで、自分だけ違うのか?”に対しても怒っているし、その自分の扱われ方にも怒っています。どこにぶつけていいのかわからない怒りだから苦しいんですよ。怒りそのものが苦しみになっている状態ですね。どう感じますか?」
「いつも葛藤があります」

「あるんですね」
「どこにぶつけていいのかわからないというのがあります。原因が複数ありそうだし、原因を探っても魂のことや生まれる前のことはわからないし…」

「怒りを感じたら、今自分は怒っているんだとちゃんと肯定すればいいだけのことですね。それが自分を大切にするということです」
「はい…」

「すごい怒っていますね。私は本当はこの怒りをこんなふうに使いたくないんだとわめいていますね。自分の原動力をもっと自分を生かす方向に使いたいのに、それを周りに対してムカつくというようなエネルギーの使い方で消耗してしまい、それがすごく嫌だと言っていますね」
「でも、それをやめられないということですよね?」

「まだ学んでいないからね。まず自分はこんなに怒っていたんだ、自分の中に怒りがあったんだと自覚する必要がありますね。なんか怒りの炎で周りの人を燃やし始めましたよ」
「憎くて燃やしているんですか?」

「怒りの本能で燃やしていますね。燃えろ燃えろと言っていますね。みんな私の前から消えちまえ、私の邪魔をするな、おまえたちがいなければ私は惑わされずに済んだんだ。私は自分の道をまっすぐ進めたんだと言っています。おまえらが悪いと怒っていますね。私の邪魔をするな、みんな消えちまえと怒りまくっていますね」
「今もあります。死ねって思います」

「それがご自身の本心ですね。邪魔をされるってこういうことだったんですね。自分の行きたい道を邪魔されて進めない感覚ですね」
「何かやりたいことがあっても必ず邪魔が入るんです」

「自分がそれを選択していることに氣づくことが大きいですね」
「二十代のころ、自分がそれを選択しているということが全然わからなかったです」

大杉ナツナ

「自分を深く知る」ことをさまざまな角度から探求し、自分を癒やしていく過程で、生きづらさの原因がHSPという特性であることにたどりつきました。

このブログはHSPという特性に向き合いながら、結婚と天職を手に入れるまでの心の深海潜水夫記録です。

大人になってHSPを知り、ふに落ちた過去の思いを忘れずに書きとめておきたいと思い始めました。小説も書いています。

現在、工場で働くHSPアラフォーです。
あくまで、個人的考察です。

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