私: 「今の私もそうです。自分が好んでそちらを選んでいるつもりはないんですけど……」
セラピスト: 「それしか思いつかない感じですよね」
「はい。だから、ずっと自分の幸せのイメージが浮かばないんですよ」
「そっちではないだろうという方向へ行っちゃいましたね」
「私はもがくのが好きなんですか? 自分がトラブルに巻き込まれたとき、どこまで自分ができるのか、自分の器を試したいだけなんですか?」
「そういうのもあるかもしれないですね。まだ原因を観ていないですけど、自分で火を放って、その火が自分のほうにもまわってしまい、穴を掘って下に逃げようとしたら火で穴がふさがれて、ヤバイ状態になり”助けてー“と叫んでいるので、どう考えても自滅思考ですね。自分で自分を苦しめている状態ですね」
「それも、”助けてー“と言っているんですか?」
「もう体育座りして観念している状態ですね。火がまわり自分が動けなくなってしまったので、火が来ないようにただ祈っているだけですね。それも助けてほしいという状態に入っていないんですよね」
「助けてほしいという氣持ちはあるんですか?」
「ありますけど、あなたの場合自分を助けようとしたら自滅の方向へいってしまい、自分を助けるという意味をわかっていないということが原因なんですけど、そのまま掘り進めていって外に出ればいいんじゃないかな?……首を振っていますね。もう疲れた、そんな力はないと言っていますね」
「はい」
「諦めが早いですね。諦めが早いことが問題になっていますね。それは父方と母方、どちらの家系からきてますか? 両方強い感じですね。父方と母方、どちらから観たほうがいいですか?」
ーー映像を観ているセラピストさんの沈黙が続く。
「五代前の母方を観たほうがいいみたいですね」
「赤ちゃんを背中におんぶして、あやしながら木でできた何かを運んでいる人が観えますね」
「薪ですか?」
「薪かな? 何か運んでいます。近くに女の子がいていっしょにくっついて歩いていますね。薪を運びながら背中の赤ちゃんをあやしているので、女の子は手をつないでもらえていないですね。あやすのは背中におぶっている赤ちゃんばかりで、その女の子のほうを全然見ていないですよね」
「忙しいんですか?」
「忙しいというより、あやしながら薪を運ぶことが大変かな? だから大変なんだろうなあと思って、その子は甘えたい氣持ちを完全に抑えていますね。黙ってついていっていますね。本当は手をつなぎたい、くっついていたい、着物の裾を引っ張りたいんだけどお母さんの邪魔になる。邪魔するとお母さんに嫌われると思っているので黙っていますね。おうちに着くとお母さんに薪を渡したりして、ご飯の支度を黙って手伝っていますね」
「楽しそうですか?」
「全然楽しそうじゃないですね。会話がないですね。よしよしとあやすのは背中の子どもばかりで全然感謝されていない。その女の子に対しては手伝いするのはあたりまえという感じ。この女の子はまだ三歳くらいじゃないかな? すごい重くても一生懸命やっているんですけど、お母さんには全然伝わっていないですね。少し休もうとすると、お母さんは怠けてるんじゃないわよという感じになってしまいますね。何を感じますか?」
「悲しい……」
「だから、また歯を食いしばってやっていますね。疲れたから休んでいるんだとは一切言わないですね。この女の子は自分はいらないんだ、この弟がいればいいんだという感覚をもっていますね。外に出されるという恐怖心があるから黙っていたのかな? お父さんは子育ては女がやるものだと干渉してこない感じですね。だからお父さんにも助けてもらえないし、誰も助けてくれる人がいませんね。お母さんがおんぶしているのが疲れてきたら、おぶっている子どもの世話を女の子に任せていますね。女の子もまだ小さいのにその子に任せていますね。その男の子が泣くと怒られますね。慣れていないのにお母さんに責められていますね。何を感じますか?」
「かわいそう、息がつまる……」
「とにかくよくわかないけど、ごめんなさいと言っていますね。人は怖い。ビクビクした大人に育っていますね。自分が言ったことを悪く捉えられたり、自分が意図していないのに誤解されて悪者にされるという恐れをもっていますね。いつもどう言えばいいのか頭で考えてシミュレーションしていますね」
「だから、自分を守るために何も言葉を発しないほうがいいって普段から思っています」
「この女の子の本心がどこにも表れていないので余計誤解されますね。お手伝いさんみたいに働いているんですけど、何を考えているかわからないという感じに見られていますね。何も考えていないんじゃないかという感じですね」
「自分を深く知る」ことをさまざまな角度から探求し、自分を癒やしていく過程で、生きづらさの原因がHSPという特性であることにたどりつきました。
このブログはHSPという特性に向き合いながら、結婚と天職を手に入れるまでの心の深海潜水夫記録です。
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カテゴリーは、
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になっております。
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大人になってHSPを知り、ふに落ちた過去の思いを忘れずに書きとめておきたいと思い始めました。小説も書いています。
現在、工場で働くHSPアラフォーです。
あくまで、個人的考察です。