インナーチャイルドの癒やしの旅〜セラピーで再会する感情の迷宮〜 続き11

インナーチャイルドの癒やしの旅〜セラピーで再会する感情の迷宮〜 インナーチャイルドと過去世の癒やし

「どうしたいと言っていますか?」
「周りの人に知ってもらいたいです」

「何を?」
「自分が怒っていることです」

「じゃあ、イメージの中で怒りを表現してください」
「イメージですか?」

「目の前に周りの人をイメージして、私は怒ってるんだーと全身で表現してください。周りの人たちはどんな反応していますか?」
「話を聞いているだけです…」

「しゃべっているんですか? 体で怒りを表現してください。言葉になってなくていいです。わめけばいいんです。周りはどんな反応してますか?」
「うん、うんって…」

「何を感じますか?」
「すっきりする。でも、本当に私のことが伝わっているのか、本当にその人がわかってくれたのか疑います」

「それじゃあ、まだ自分が受けとめきれていないということですね。この人は口先だけなのか、本当に受けとめてくれるのか…。つまり、そういう不満が自分に対して”ある”ということですね」
「はい」

「自分が100%怒りを受けとめていれば、周りも100%怒りを受けとめてくれますからね。まだご自身が口先だけで言っているということです。その疑っている部分に何て言ってあげたいですか?」
「本当にわかっているのか聞きたいです」

「自分の内側に怒っている小さい自分がいると思ってください。その部分が今のあなたに対して、本当に私の怒りをわかってるの?と言ってきてるんですよ」
「小さい自分が私に対してですか?」

「はい。それを周りに投影しただけです。だから、小さな怒っている自分に対して何て言ってあげたいですか?」
「うん、わかってる」

「自分の中にいるプンプン怒っている小さな自分はどんな様子ですか?」
「少し黙っています」

「何て言ってあげたいですか?」
「本当にわかったから、大丈夫だよ」

「胸に手をあてて、ごめんねと言ってあげて」
「ごめんね」

「ずっとごまかしていてごめんね」
「…ずっとごまかしていてごめんね」

「本当は怒っていたよね」
「…本当は怒っていたよね」

「口先だけで言っているように聞こえるんですが、本当にご自身わかってますか? 自分が自分の怒りを抑えてきたという自覚はもっていますか?」
「…はい」

「それをしてきたことに対して、今本当に悪かったと思っていますか?」
「…はい」

「怒っているのに怒っていないふりをしてきて、聞こえないふりをしてきたことを本当に悪いと思っていますか?」
「…はい」

「じゃあ、その怒っている部分に対して何て言ってあげたいですか?」
「ごめんね」

「それから?」
「もっと怒ってもいいよ。声に出して怒ってもいいよ。もっと感情を感じていいよ」

「私にだけは嘘をつかなくていいよ」
「…私にだけは嘘をつかなくていいよ」

「ずっと抑えこんできてごめん」
「…ずっと抑えこんできてごめん」

「ずっと辛い選択ばかりしてきてごめん」
「…ずっと辛い選択ばかりしてきてごめん」

「もうあなたが怒るような現実を選択しないようにする」
「…もうあなたが怒るような現実を選択しないようにする」

「私が間違っていた」
「…私が間違っていた」

「どんな感じですか?」
「肩の力が抜けていく感じ。体が楽になった感じがします」

「今まで損ばかりさせちゃってごめんね」
「…今まで損ばかりさせちゃってごめんね」

「もうそんな現実は選択しないよ」
「…もうそんな現実は選択しないよ」

「もう我慢はさせない」
「…もう我慢はさせない」

「ずっと我慢させちゃってごめんね」
「…ずっと我慢させちゃってごめんね」

「ずっとずっと苦しかったよね」
「…ずっとずっと苦しかったよね」

大杉ナツナ

「自分を深く知る」ことをさまざまな角度から探求し、自分を癒やしていく過程で、生きづらさの原因がHSPという特性であることにたどりつきました。

このブログはHSPという特性に向き合いながら、結婚と天職を手に入れるまでの心の深海潜水夫記録です。

大人になってHSPを知り、ふに落ちた過去の思いを忘れずに書きとめておきたいと思い始めました。小説も書いています。

現在、工場で働くHSPアラフォーです。
あくまで、個人的考察です。

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