「もちろん。どれだけ自分を100%肯定的できるかが重要なわけですよ。そのためには、まず自分の中にある苦しみを蓋を開けて十分味わうことですね。そしたら我慢できなくなって感じられるようになりますから。人生が変わってくるのがわかりますか?」
「わかります…」
「一緒にいてすっきりする人になってますね。みんなから愛されているし、この人がいると自然と職場の愚痴が減っていく。そういう状態へもっていってますね。それを上司はちゃんと見てますね」
「ほんとですか? 氣づいてくれる上司はいるんですか?」
「自分にOKを出していると、そういう上司を選択できるんですよ。自分が少しでも疑ってしまうと、疑う人を選択してしまうんですよ。自分の内面にしていることを周りはやってきますからね」
「自分を信用していないから、相手を信用できないってこと?」
「そうです。とりあえず家系の流れはわかりましたか? 我慢しなければならない、私は独りぼっちだ、巻き込まれる…。これらはどこにつながっていますか…?」
ーしばらく沈黙が続く。
「首が絞められていますね。お縄にかけられていますね。胃にも何かありますね」
「胃ですか?」
「胃が膨張するようなエネルギーがありますね」
「胃が膨れる?」
「胃を膨れさせるようなエネルギーがありますね。ずっと不満をためてきている家系だったので、その不満のエネルギーだと言っていますね。”私はずっと不満でいっぱいだった”と声に出して言ってみてください」
「私はずっと不満でいっぱいだった」
「もう一回」
「…私はずっと不満でいっぱいだった」
「もう一回」
「…私はずっと不満でいっぱいだった」
「不満関連で思いつくものを言葉にして」
「…憎しみ」
「どんな不満が浮かびますか?」
「分かり合えない、理解されない」
「”私ばかり損している”と声に出して言ってみて」
「…私ばかり損している」
「思い通りにいかない」
「…思い通りにいかない」
「みんな私の邪魔をする」
「…みんな私の邪魔をする」
「弟ばかりかわいがられていた」
「…弟ばかりかわいがられていた」
「本当の自分を見てもらえなかった」
「…本当の自分を見てもらえなかった」
「何を感じますか?」
「自分じゃない感じ…」
「手を握りしめて、”本当は不満でいっぱいだった”ともう一回言ってください」
「…本当は不満でいっぱいだった」
「もっとこうやって手を上に上げて」
「…不満でいっぱいだった」
「何て言っていますか?」
「怒り。死ね!」
「もっと強く吐き出して」
「もっと広い世界へ行きたい。こんなところで終わる私ではない。もっと違う世界に行きたい」
「それは怒りの声ではないですよ」
「…巻き込まれたくない」
「それは要求の声です。怒りの声は?」
「…むかつく」
「自分の不満さえ気づけないんですか? もっと大量に不満があるという自覚はないんですか?」
「…ある」
「”楽しようとしてんじゃねーよ、バーカ!”と、言いたかったことを全部声に出して言ってください」
「あっ、そう…そうです。自分ばかり楽しようとしてんじゃねーよ。人にばかりやらせるな。私にばかりやらせるな。私のせいにするな。近寄ってこないでほしい…」
「要求はいらないですね。怒りは?」
「私を利用するな!」
「ワァーと声を出せますか?」
「はい。ワァー」
「もう一回」
「ワァー」
「もう一回」
「ワァー」
「今どんな感じですか?」
「なんか、まだこのへんにある…」
「何て言っていますか?」
「利用するな。近寄るな。人を軽く見るな。ここにはいたくない…」
「”私を閉じ込めるな”と声に出して言ってください」
「…私を閉じ込めるな!」
「私はこんなとこにはいたくない」
「…私はこんなとこにはいたくない!」
「自分をバカにするのもいい加減にしろ」
「…自分をバカにするのもいい加減にしろ!」
「何を感じますか?」
「怒り。今までの怒りが込みあげてきます」
「自分を深く知る」ことをさまざまな角度から探求し、自分を癒やしていく過程で、生きづらさの原因がHSPという特性であることにたどりつきました。
このブログはHSPという特性に向き合いながら、結婚と天職を手に入れるまでの心の深海潜水夫記録です。
大人になってHSPを知り、ふに落ちた過去の思いを忘れずに書きとめておきたいと思い始めました。小説も書いています。
現在、工場で働くHSPアラフォーです。
あくまで、個人的考察です。