インナーチャイルドの癒やし〜セラピーで再会する感情の迷宮〜

インナーチャイルドの癒やしの旅〜セラピーで再会する感情の迷宮〜 インナーチャイルドと過去世の癒やし

インナーチャイルドを癒やすため、初めてヒプノセラピー(催眠療法)を受けた。
仰向けに寝たままの状態で、感覚のまま誘導されていくと、なぜか映像が見えてきた。セラピストさんに「感情をぶつけてください」と言われたが、感情を出せなかった。
どう出せばいいのかわからなかった。

手足をバタバタやったり、泣いたりするらしいのだが、私は恥ずかしくて感情をどう出したらよいのかわからず、そのままでいた。私がやりづらいと思ったのか、セラピストさんが席を少し外してくれてから、背中がだんだん反ってきて何かが出たがっていた。しかし、残念ながら理性で抑えこんでしまい、出てくることはなかった。
自分が周りを氣にしているのもわかるし、体が反応しているのもわかるが、それをどう表現すればいいのかわからず、このインナーチャイルドの癒やしは失敗に終わった。

ニ回目は、別の方のシータヒーリングを使ったインナーチャイルドの癒やしをやってもらった。ブラジャーをつけ始めるころ、母につけ方を教わったが、私は体が硬く背中に手を回してブラジャーのホックをとめることができなかったので、前でホックを留めていた。
それを見た母は「あんたは苦労する」と言い放されたことがあることを思い出した。
「あなたのやり方は間違ってないよ。大丈夫。あなたなりにやり方を探したんだね。えらいね。それをなんやかんやお母さんに言われる必要はないよね。だってそれはお母さんのやり方だもんね。関係ないよね」と、声に出して小さな私に言ってあげるイメージワークをやった。

これからまたお母さんに何か言われたときに「この子の好きなようにさせてあげて」と大人の私が言えるのか、防波堤になり守ってくれるのかを試しているのがわかる。この人は口だけで言っているのか、本当に信頼していいのかとインナーチャイルドは見ている。
だから、小さな私と約束する。

「お母さんはお母さんの人生を生きてね。私にはあなたの責任は負えない。人の人生、責任を負う必要がないことを知っている。ただ唯一の私の責任は自分を幸せにすること、自分に喜びを与えてあげること。それだけということを知っているから」

「私とひとつになる?」と小さな私に聞くと、うなずいたのでひとつになり統合するイメージワークをやった。それなりの手応えを感じた。

三回目は、最高の未来を観に行くというセラピーを受けた。現時点での最高の未来を観れば、そこから逆算して計画的に物事を進めることができる。最高の未来を現実として作り出すために適切な行動を起こす原動力になるなら無駄がないなと思って、このメニューを選んだ。

過去生に一度行き、亡くなって中間生(再び生まれる前の期間)に行き、そこで次の人生はどんな人生にしたいかなどを雲の上で長老のような人と話している自分がいた。私は、ああしたいこうしたいとは言っていなくて、その長老のような人に任せると言っていた。

自分が観えているものや、自分の氣持ちがこれでいいのかなあと思いながら、浮かんでくる映像の説明をした。自分が地球に降りてくる大事なときに、他人に任せるとは言わないはずだとセラピストさんに言われた。
まだ、自分を癒やすという段階にいるような氣がして、今じゃなかったんだと反省した。

その次のインナーチャイルドの癒やしはまだタイミングではなかったのか、セラピストさんと相性が悪かったのか、セラピストさんの話し方や雰囲氣がキツく苦手なタイプだった。初対面のなんとなく感じるものは大切だ。

静かな空間にヒーリングミュージックが流れている。私は最初のヒプノセラピーで起こったこと、背中がのけぞったことなどを説明した。

セラピスト: 「感情は出たんですか?」

私: 「あまり出ませんでした」

「感情が出ないのにすっきりした理由は何ですか?」

「今まで体がこんなに反応することはなかったので、自分のなかにこれだけ抵抗があるのも理解できて、感情を感じたくないのも理解できたので」

「そのあとはやっていないんですか?」

「やっていないですね」

「やらなかった理由はなんですか?」

「経済的な理由で……」

大杉ナツナ

「自分を深く知る」ことをさまざまな角度から探求し、自分を癒やしていく過程で、生きづらさの原因がHSPという特性であることにたどりつきました。

このブログはHSPという特性に向き合いながら、結婚と天職を手に入れるまでの心の深海潜水夫記録です。

大人になってHSPを知り、ふに落ちた過去の思いを忘れずに書きとめておきたいと思い始めました。小説も書いています。

現在、工場で働くHSPアラフォーです。
あくまで、個人的考察です。

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