インナーチャイルドの癒やし〜セラピーで再会する感情の迷宮〜 続き6

インナーチャイルドの癒やしの旅〜セラピーで再会する感情の迷宮〜 インナーチャイルドと過去世の癒やし

私: 「いい子の優等生には見られていませんか?」

セラピスト: 「手伝いを淡々とやっている感じ。とにかくこれだけやっているから、文句を言ってこないでちょーだいみたいなバリアを作っている感じですね。女の人はすぐグループを作りたがるけど、この女の子はどこにも属していないので、何かあったときはその子のところに話がいくわけですよ。どこにも属していないので、いいように使われている感じですね」

「やっぱり自分は損している感じがします。例えば、コンサルタントのようなお仕事でお金をもらって人の話を聞くならいいけど、仕事とは関係ないうわさ話などを私にしてきて、そこまで私が背負う責任はない、私を巻きこむなという怒りもあるし、とばっちりは受けたくないよねと他の人と話したことがある。巻きこまれると、自分の心がザワザワして他のことに集中できなくなるんですよ。記憶力がいいのか、ニ、三年前の嫌なことも覚えているんですよ」

「それは感情が出ていないからですね。未完了でぐるぐるまわっているだけですね。周りから見るといけすかない、気にいらないという感じですね」

「気にいらないのは、私が相手のコントロールにのらないからでしょ?」

「ご自身の話ではなく、五代前の話をしているんですけど……。”私はあなたたちとは違うのよ“とツンケンしているように見えるからですね。あなたたちといっしょにしないでと上から目線のようなものを周りは感知して、嫌なやつだと思っているみたいですね」

「なぜ、”私は自分は周りと違う“と思っているんですか?」

「そうすることで巻きこまれないようにしているみたいですね。グループになってうわさ話しているのを見ると、あんなことで時間を費やすなんてバカじゃないの! さっさと仕事すればいいのにという感じに見えるんですよ。だから、周りからは、自分だって本当は不満をもっているくせにいけすかない女だなとなってしまうんですよ」

「例えば、お互いwin-winの関係で調和が保たれていて、みんなが在るべきところにいて役割をやる方法はないかって、自分から周りに投げかけて提案するほどいい人にはなりたくないんですよ」

「それは対処法なのでやっても仕方ないですね」

「相談をもちかけられたくないんですよ。私もそうなのかもしれないけど、その人たちは自分は欲しいけど、人には与えたくないわけでしょ?」

「そこは問題ではないんですよ。ご自身でもそういう傾向があるという感じですか?」

「クレクレ星人……」

「いや、上から見下すようなところがご自身にもあるということですね。同じ問題を抱えていて働きづらい環境ですよね。あまり深呼吸できる環境ではないですよね。この人、外に出て初めて深呼吸していますよ」

「この人は何を学んだら人生が変わったと思いますか?」

「何を学んだら?……」

「はい。内面の学びです」

「人と自分は違う、個性というか魂が違うということ?」

「魂が違うということはふに落ちてないんですか? 私はこの人たちと違うと言っているくらいだから、それはできていると思いますよ。この人は小さいころの学びが必要だったんですよ」

「小さいころの学び?」

「苦しみというのが出てきますね。小さいころ、苦しかったのに我慢してふたをして生きてきたわけじゃないですか? その苦しみを我慢しないで味わう必要があったと言っていますね」

「十分味わっていないんですか? もっと苦しみがほしいってこと?」

「そうじゃなくて、苦しいはずなのに自分でごまかしているので、まだ我慢できたんですよ。本当に苦しみを味わったら、寂しさも甘えられない苦しみも”我慢できる苦しみ“じゃないんですよ。我慢できているということは、まだ本当の苦しみを十分味わいきれていないから我慢できてしまうんですよ。安心できるスペースが必要だったと言っていますね」

「人に対してですか?」

「弟がいればいいんでしょという思いがあったので、自分の居場所がなくなるという恐れがずっとあったんですよ。自分の居場所というのは、自分の肉体のなかにあるということを学ぶ必要があったみたいですね」

「肉体のなか?」

「居場所を外に作るのではなく、”なか“ですね。物理的に言えば、意識が外に出て”私の居場所はどこ?“と言っている状態だったんだけど、自分の意識がいる場所は自分の体のなかにあるということを学ぶ必要がありますね。ずっとお母さんのオーラのなかに入りたかった状態ですね」

大杉ナツナ

「自分を深く知る」ことをさまざまな角度から探求し、自分を癒やしていく過程で、生きづらさの原因がHSPという特性であることにたどりつきました。

このブログはHSPという特性に向き合いながら、結婚と天職を手に入れるまでの心の深海潜水夫記録です。

大人になってHSPを知り、ふに落ちた過去の思いを忘れずに書きとめておきたいと思い始めました。小説も書いています。

現在、工場で働くHSPアラフォーです。
あくまで、個人的考察です。

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