私に似合うデザインは、江角マキコさん、元プロテニス選手の杉山愛さん、RIKACOさんなどと同じ「シンプルタイプ」だった。「シンプルタイプ」は、無地が似合う人で、すっきりとした着こなしが得意らしい。それに少しシャープさが加わるデザインが似合うようだ。
ひとつ間違えると野暮ったくダボっとしたカジュアルな服装になってしまいそうな予感がした。
「ドラマティックタイプ」と「シャープクラシックタイプ」も私に似合うデザインの系統で、やはり華やかさとは程遠いデザインタイプだった。どうやってもフリルやリボンは似合わない巡り合わせのようだ。
子どものころ、紙の着せ替え人形で遊んでいたが、りかちゃん人形やバービー人形によくあるフリルや裾が広がったドレスは「ブルーベース(ブルベ)夏タイプ」のファッションではない。シャープよりの「シンプルタイプ」の私は、自分に似合わないからと無意識に立体物で遊ぶことを選ばなかったのかもしれない。
そこの知覚の発達が低いせいか、創作活動では「立体的に考え、作る」ということが苦手だ。
だから小説を書くとか、二次元の活字表現に自然と行き着いたのだろうか?
ということで、似合う洋服のデザインは無地一点という結果になった。
花柄や水玉、アニマル柄は大きかろうが小さかろうが似合わない。ストライプの幅も広いものだろうが狭いものだろうが関係なく、柄物はすべて似合わなかった。ブローチやコサージュも似合わなかった。
シンプルなネックレスくらいがちょうどよいので、小物は必要ないようだ。シンプルすぎて、おしゃれのしがいがないが、むしろ洋服を買うときは悩む時間が少なくなるのでよかったと思う。
結局、私はシンプルが好きなんだ。
ごちゃごちゃしているものより、すっきりシンプルが好き。
環境でも空間でもそうだ。魂レベルで好きだと言っているように感じる。
「ブルーベース(ブルベ)夏タイプ」でシャープよりの「シンプルタイプ」は、素朴でこざっぱりとした服装が似合う。質の良いものを身につけている品のあるマダムというイメージだ。
シャツ一枚でも綿なのかポリエステルが何%入っているのかなど、素材に自分の心地よさを感じていくような、本質を追求する本物志向だと考えるとわかりやすい。
ただ、遊び心のあるものが似合わないので少し寂しくはある。
なんとなく「ブルーベース(ブルベ)夏タイプ」で、似合うデザインがシャープよりの「シンプルタイプ」の人は、月星座が乙女座の人を彷彿とさせる。
月星座が乙女座の人を思い浮かべてみると、オフィスで着る制服や、遊び心のないシンプルな清潔感のある服装を着ているイメージがある。私の骨格に似合うと言われたタイトスカートがピッタリ似合う人たちだ。
私は裾が広がったヒラヒラしたドレスやスカートに目を奪われるが、私の月星座が乙女座だからなのか、どちらかというとミニマリストでこざっぱりした服装や環境が好きだ。「ここにこれを置いたらおしゃれなので置いてみる」というような発想はなく、部屋には必要最低限のものしか置きたくない。
無機質であればあるほど心地よく感じる。
働き方にしても持ち物にしても無駄がなく、機能性があってシンプルなものが好き。そして、HSP気質も関係しているようにも思うが、ごちゃごちゃしている服装や環境が苦手だ。
無機質な建物がシンプルに並んだきれいで広いオフィス街に解放感を感じる。……シンプルな状態がつまらなくて味気ないもののように感じられて、刺激が欲しくなるときもあるが、それは別の話。
最後に持参したメイク用品とTシャツを診てもらった。メイク用品は、仕上げのパウダーのみ自分に似合う色味だった。Tシャツはというと、そもそも丸首のTシャツ自体が似合わないのだが、色も似合わなかった。
憧れと似合う色が同じであれば一番よいのだが、着る洋服の色やデザインでこんなにも変わるのかといろんな発見があった。
自分を大切にする、受け入れるというなかに、自分に似合う色やデザインの洋服を着せてあげることも入ると思う。自分に調和した色やデザインの洋服を身にまとうと生き生きとしたオーラになるらしい。
衣食住で最初に”衣“がくるし、そういう側面もあるのだろう。
紫陽花のような青みのある淡い色が似合う私。
これからの洋服選びが楽しくなりそうだ。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
終わり。
「自分を深く知る」ことをさまざまな角度から探求し、自分を癒やしていく過程で、生きづらさの原因がHSPという特性であることにたどりつきました。
このブログはHSPという特性に向き合いながら、結婚と天職を手に入れるまでの心の深海潜水夫記録です。
大人になってHSPを知り、ふに落ちた過去の思いを忘れずに書きとめておきたいと思い始めました。小説も書いています。
現在、工場で働くHSPアラフォーです。
あくまで、個人的考察です。