HSPは過度に期待されたくない〜月乙女座の欠損とASCしし座の苦悩とは?〜 続き1

自分を知る

ずっとあとの話だが、扱いにくく太くて広がる癖毛と毛量を気にしていた私は、『Mr.ハビット』という縮毛矯正をかけにいったことがあった。初期のころだったので何時間もかかったが、うねっていた髪がストレートになり、ツヤツヤサラサラになって衝撃的だったことを覚えている。
こんな感じなので、おしゃれに興味をもつどころではなかった。

話を戻すと、両親が「お片づけができて偉いね」と褒めるので、奇麗好きな乙女座や、整理整頓ができてきちんとしている優等生の乙女座のイメージが子どもの私のなかにできあがる。
どこかでスケジュールなどを管理する秘書などが適職だと読んだ記憶がある。
あくまでこれは、きちんとしていてしっかり者のイメージがある太陽星座が乙女座の人のイメージで、月星座が乙女座の場合は違ってくる。

月星座が乙女座の私も、子どものころは本棚に並んだ本が一冊でも手前に出ているのが嫌で、高さなども見栄えよく奇麗にそろえていたこともあったが……。

一方で、乙女座は職務や労働を示す星座だ。月星座が乙女座になるとそれらが欠損しているという解釈になる。つまり、働くこと自体が苦痛になるらしい。

実際、手際よく仕事をこなすことはできないし、スピードを要求されることも無理だ。自分でも会社勤めは性に合わないと感じていて、自分の好きな仕事ならまだしも、小難しいやりとりや責任が重くのしかかる仕事はしたくない。

自分は社会的不適合者なんじゃないかと思ったり、人と同じことができない自分を責めたりした。そんな自分が嫌だった。それがHSPからきているのか、月星座が乙女座の欠損からきているのかわからない。
ただ、マドモアゼル・愛氏の本を読んですごくふに落ちたのだ。

いつか月星座が乙女座の人だけを募って、「月星座が乙女座の人は、管理することや会社勤めも本当に苦手なのだろうか?」というお茶会を開いてみたい。

私は子どものころ、星座占いなどから入り、周りの人たちを自分のなかで勝手に分析していた。
今は西洋占星術やホロスコープに興味がある。

どんな経緯でたどり着いたのかは忘れたが、きっかけは生年月日が同じ人がいても、生まれた場所、出生時間が違うとホロスコープはまったく違う結果を示す。ホロスコープは唯一自分だけの結果を示してくれるので、たぶん私はそういうところが好きなのだと思う。
数秘術や四柱推命も世間一般によく知られているツールだが、私は星や惑星、宇宙にワクワクする。

私のホロスコープを見ると、1ハウスに月乙女座がある。
1ハウスに月がある人は自分が好きなことをしているときが一番リラックスできるらしい。

また、人のまねをするのが得意とも書かれていることがある。
誰であっても、幼少期は良い悪い関係なく両親から影響を無意識に吸収してしまうだろう。人のまねをするのが得意な1ハウスに月がある私は、それが強く出てしまったのだろうか?

昔、霊視ができる整体師に「母親の全部を吸収してしまったね」と言われたことがあった。
私は、母親の人格や感情などを複写していること、他人から影響を受けやすいタイプだということをわかっていなかった。無意識なのでなおさらだが、人生がごちゃごちゃになる。
糸が切れた凧のようになるときがあるのも自覚している。

どうなりたいのか、何が強みなのか、どう社会に自分を生かせばいいのかすらわからない。
ひどいときは自分のこれは好き、これは嫌いという感情さえわからなくなる。
でも、感情はあるはずだと言われる。
でも、周りに合わせて言葉を濁すことが多くなる。

乙女座の神話にはいろいろな説があるらしいが、そのなかでも有名なのが、時間が止まったかのようにずっと一緒にいる一卵性親子のような母、農耕の女神デー・メーテル(デーメーテール)と、娘ペルセポネー(ペルセフォネ、コレー)の話だ。
娘ペルセポネーは、ゼウスとの間にもうけた娘である。

冥界の王ハデス(プルトーン)は、ペルセポネーを氣に入っていたため妻にしたくゼウスに相談したが、母デー・メーテルは反対するだろうと言われたので、強引にペルセポネーを冥界へ連れ去ってしまった。
水仙の花に化けて、その水仙を摘みにきた娘ペルセポネーをさらって消えたといわれている。

そして、この水仙はゼウスが助言したものだった。
母デー・メーテルは嘆き悲しみ、神殿へ閉じこもってしまった。そして母デー・メーテルは、ゼウスが加担していたことを知ると怒り狂い、オリュンポスから去り、人間に変身して下界を放浪したとも言われている。

続く……。

大杉ナツナ

「自分を深く知る」ことをさまざまな角度から探求し、自分を癒やしていく過程で、生きづらさの原因がHSPという特性であることにたどりつきました。
このブログはHSPという特性に向き合いながら、結婚と天職を手に入れるまでの心の深海潜水夫記録です。

大人になってHSPを知り、ふに落ちた過去の思いを忘れずに書きとめておきたいと思い始めました。小説も書いています。

現在、工場で働くHSPアラフォーです。
あくまで、個人的考察です。

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