漫画家篠原千絵氏の作品に惹かれる理由〜5ハウスと11ハウスが鍵?〜 続き1

自分を知る

アスペクトなども含めて自分のホロスコープの全体像を分析してもらうと、「仕事をバリバリやっていくタイプで、独立して仕事をするのに向いている」と言われたことがあり、この分析が私にしっくりときた。

また、私の11ハウスは太陽を含め天体集結しているので、妻や母、娘、姉や妹、会社組織で働く私といった役割ではなく、「個人の私」として生きることができるハウスでもあるそうだ。魂レベルの自分という意味だと思う。
これは昔からこうあれたらいいのになぁと思っていたことで、私はいつ誰といても自分自身でありたかった。
無理に周りに合わせたくない。集団行動は嫌。腹の底では何を思っているかわからない女同士のグループ行動も嫌。私に昭和や平成の価値観は合わなかった。
でも、変わっている自分に周りが首をかしげるので、私は自己表現を抑えてしまったのだった。

ホロスコープは、他にもいろいろなことを教えてくれた。
たとえば、自分の誕生日から±90日の生まれは相性が最悪だったりするそうだ。
詳しく説明すると、アスペクトの90度や180度に位置する星座は相性が悪く、私の蟹座から見て90度にあたる十月上旬生まれの天秤座と、四月上旬生まれの牡羊座、180度の山羊座は相性が悪い。90度のアスペクトはスクエアといい、外部からの干渉があるため、常に緊張を強いられるアスペクトらしい。

確かに何を考えているかわからない天秤座は苦手だし、風の星座特有のドライさは理解できないかもしれない。牡羊座には強引さがあるようにも感じて少し関わるのをためらってしまう。子どものころ、西洋占星術を知らなかったが、「相性が悪いなあ」と思っていた女子は山羊座だった。

大人になって自分のホロスコープを観ると「なるほどな」と思わされた。
今まで仲良くなった人に天秤座、山羊座、牡羊座の人がいなかったことにもうなずけた。

次にヘリオセントリック占星術の地球星座に目を向けてみる。私の地球星座は山羊座だ。地球星座は「地球に来た目的や使命」を表す。
山羊座は地の星座なので自分のなかに揺るがない何かがある星座で、どうしたら現実にできるのかを考えて計画を立てる。そして行動していく。イメージは企業の社長さんで、どちらかというと左脳的だ。

昔の芸能人で言えば山口百恵さんの太陽星座が山羊座だ。
やはり感情に左右されないどっしり構えている岩みたいなイメージがある。

山羊座は感情重視ではないし、蟹座の真逆である180度に位置するので、蟹座からは「あれっ?」と思わされることが多い。でも、地球に来た目的や使命を表す地球星座となると話が変わってくる。

松村潔氏の『わたしの運命がわかる地球星座占い』(角川書店)には、「自分のいる場所から創造の光を発していく。」「この生まれの人は皆、使命を持っています。」と書かれている。
これもふに落ちた。
だから、地球星座山羊座はジオセントリック占星術では太陽星座蟹座になるので、宿命的に世に出て活躍する人が目立つのだと思う。人見知りしそうで庶民的な蟹座のイメージと大きくかけ離れている。

さらに、ジオセントリック占星術の5ハウスと11ハウスも興味深いことを教えてくれた。ハウスとは、生まれた瞬間の太陽の位置を基準にして、ホロスコープを十二個の部屋にわけたもので、その境界線をカプスと呼ぶ。

カプスとカプスの間にすっぽりと収まってしまう状態をインターセプトハウスと言って、「顕在化しにくい、大器晩成、時間がかかる、自信がないので表に出せない」状態を示す。
ざっくり言えば、「そのハウスやサインの特徴をうまく扱えない」ということだ。

インターセプトのハウスやサインは、その人にとって「大切にしたいもの」「重要度の高いもの」である場合も多く、失敗したくなかったりする。だから、大切に扱いたくて空回りしてしまい、サインの長所が出にくくなってしまうらしい。
神秘学・精神世界研究家の松村潔氏が「過剰包装」と表現しているくらいなので、他のハウスより意識しないと表現しづらいハウスなのだろう。

続く……。

大杉ナツナ

「自分を深く知る」ことをさまざまな角度から探求し、自分を癒やしていく過程で、生きづらさの原因がHSPという特性であることにたどりつきました。
このブログはHSPという特性に向き合いながら、結婚と天職を手に入れるまでの心の深海潜水夫記録です。

大人になってHSPを知り、ふに落ちた過去の思いを忘れずに書きとめておきたいと思い始めました。小説も書いています。

現在、工場で働くHSPアラフォーです。
あくまで、個人的考察です。

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