最後のインナーチャイルドの癒やしと過去世回帰〜孤独に死んでいった少女〜 終わり

最後のインナーチャイルドの癒しと過去世回帰 〜利用され死んでいった少女〜 インナーチャイルドと過去世の癒やし

容姿がかわいかったので売れっ子になったため、他の女性から嫉妬されたが、なぜ感情をぶつけられるのかわからなかった。「やれ」と言われ、わからないまま動くという感じがある。

あるとき、私は妊娠したらしいが、子どもができれば商売として使いものにならなくなって稼げなくなってしまう。それを危惧した男性たちにしばらく水辺にいろと言われた。ひとり体を冷やすことで体に負担をかけさせて、わざと死産、流産させるよう仕向けられたのだった。

私は自分のおなかにいるのがなんなのか、なぜ水辺に行かされたのかなんて何もわからない。
誰も助けてくれる人はいなかった。

最初に出てきた水辺で、水面の上に自分の素足を差し出しているイメージが観えたのはこのシーンだった。

亡くなるとき、窓から森のような自然のなかの山を観ていたと思っていたが、実際は見ていなかった。既に意識が朦朧としていて、実は自分が生まれた場所を頭のなかでぼんやり思い出していたらしい。

不衛生な狭い冷たい石畳みの部屋で、誰にも看取られず亡くなった。まだ十代後半だった。おなかの子どもは既に亡くなっていたため、母子感染だったのかもしれない。

死んで肉体から抜けると、大天使ミカエルが迎えに来てくれて、「もうこの人生は終了でいいですよ」とおなかの子もいっしょにちゃんと上にあげてもらった。このあとのニ、三回くらいの過去世で同じようなところで壁にぶつかって、同じように前に進めない、葛藤する、女性としての幸せをつかむことに躊躇してしまうとか、そのような過去世があれば順番に癒やされていくそうだ。

孤独に死んで、でもそれを解放して次の転生に生まれ変わったわけではなかったので、そういうもんなんだという信念体系がしみついている。何が起きたかすらわかっていないし、すごい恨みをもって死んでいったわけではない。

虚しさと、「自分が頑張ったところで、何かが変わるわけではないよな」という思いがある。また、奇麗でいると女性から足を引っ張られる、嫌がらせされるという意識がある。私が女性としての幸せを選ぼうという意識がわかないのは、そのせいかもしれない。

一般庶民や、今でいう芸能や花魁のひとりだったら、それでも幸せになるのは1%位の確率だが、まだ権力者なりに見初められて幸せな結婚をするというパターンもあるのになあと思ってしまう。

こうした過去世が癒やされた。
今生では、何を仕事にするにせよ、誰かに頼りきるのではなくて、自立したうえで、よき協力者でもある相手とパートナーシップを築くといったことが学びになるのではないかと思う。

最後にほんの少しだけ別の話をしたい。
私は自分の手があまり好きじゃない。
私は子どものころから自分の手を見て「なぜこんなにしわが多いんだろう?」と感じていたし、指の太さや長さ、爪の形もそうだ。無意識に隠したがっていた氣がする。
いろいろなことを無意識に我慢していて、怒りがたまっていることに氣づいていなかった。

無意識に緊張していることが多いせいか、他者の意識や感情が自分に入ってきて疲れてしまうからなのか、ずっと体が硬い。自分を守ろうと心を閉ざしてしまうことと、体の硬さは関係しているのかもしれない。

寝ていて、ふと握り拳になっていることに氣づくこともある。
それで相当ストレスがたまっているんだなと自覚する。いろいろ我慢することが多い人は、グッと手を握りしめて拳を作り我慢するため、しわになるのだろうか。

だから、HSPさんの手のひらはしわが多いのだろうか?
HSPさんは体が硬いのだろうか?
そんな疑問がある。

私が手相に興味があるのは、手相は一人ひとり違ってまったく同じ人はいないし、だんだんと変わっていくからだ。今の状態が出ているとも言える。

実は、手相を観てもらったことがある。
その方は手相といっしょに四柱推命も観る人だった。

「なんで私の手にはしわが多いんですか?」
私はずっと氣になっていたことを占い師さんに質問してみた。

「手のひらにしわが多い人は、いろんなところで氣を使いやすくて、あまり氣を使わない人の手のひらはつるんとしていることが多いね」と返ってきた。

確かに、氣を使いたくなかったとしても、初対面でもなんとなくこの人はこんな感じの人かなとわかるときがある。相手のことをしっかりと感じとっている時点で、無意識に氣にしてしまっている。だから、氣疲れして体も緊張していくのだろう。

また、親指の下あたりにたくさんある規則正しい横線は障害線と呼ばれていて、優柔不断だったり優しすぎて、心配性だったりする人に多く見られると聞いた。縁起が良いという解釈もあるそうだが、人の感情や刺激に敏感なのはとても疲れるから勘弁してほしい。

私と同じくらいしわが多い手相は、今までひとりしか見たことがない。
その人は、昔働いていた職場の女性だった。自分からガツガツいくタイプではなかったため、みんながやりたくない仕事を任されていた。次は私にやらせようとしていたのがわかったので、「このあともかけもちのバイトがあるからできないなあ」となんとなくごまかした記憶がある。
彼女もHSP気質だったのかは、今となってはわからない。

振り返ってみると、私の歩みは氣遣いと我慢の連続だったように感じる。愛されたいという、本当に大切な部分が満たされなくて、私のインナーチャイルドは混乱していたのだと思う。

そうして我慢に慣れて体が硬くなって、自分への繊細さを失ってしまっていった結果、私は本来の私ではなくなってしまっていた。自分が大切にできていないものを、他の人が大切にしてくれるわけがない。

時間はかかったが、納得できる自分なりの着地点を見つけることができてよかったと思う。現実をすぐに変えることはできないし、これからもHSPであることや自分のなかの揺らぎに苦しめられることがあるだろう。

それでも、せめて自分の内側にも繊細でいられるように、私に合った生き方を探していきたい。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

終わり。

この記事を書いた人
大杉ナツナ

「自分を深く知る」ことをさまざまな角度から探求し、自分を癒やしていく過程で、生きづらさの原因がHSPという特性であることにたどりつきました。

このブログはHSPという特性に向き合いながら、結婚と天職を手に入れるまでの心の深海潜水夫記録です。

大人になってHSPを知り、ふに落ちた過去の思いを忘れずに書きとめておきたいと思い始めました。小説も書いています。

現在、工場で働くHSPアラフォーです。
あくまで、個人的考察です。

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